ダイノジ大谷さんがラジオCMに初挑戦!完成した「PASSO」のCMを公開します(ゲスト:大谷ノブ彦さん)【前編】

澤本さんは面接でいきなり怒り出す!?

澤本:しゃべったときの受け答えだよね。正解なんか面接のときに求めてないじゃない。この手は前にやったから使えないんだけど、普通に聞くんじゃなくて、最初怒るのよ。

権八:え、圧迫面接!?

澤本:圧迫というか、遅刻してないのに「なんで遅刻したんですか?」って聞くの。「え、遅刻してませんよ」と言うから、「遅刻したと思って、遅刻した言い訳をしてくれ」と。そのときの返し方をその場で考えるじゃない。ゼロの状態からフッと想定されていないことを要求して、そのときの返しが話レベルとして面白かったら、この先も面白いことやってくれそうだなという感じで。

中村:えー、これ難しいですよ。

権八:澤本さんは今、大事なことを言いました。準備のしようがないということですよ!

澤本:準備なんかできないと思う。準備されるような質問をしないように一生懸命考えるから。遅刻の言い訳って準備してないでしょ。

権八:遅刻してないもんね。それが必ずしも面白いこと言わなくたっていいんだよね。

澤本:そうそう。僕が覚えているインターンに採用した学生は「遅刻の言い訳をして」と言ったら、急にパントマイムをはじめて「前に行こうとすると後ろに行く」って。「とても風が強くて、前に行けませんでした」って言うだけだったけど、そのパントマイムが面白かったから採用しました。

権八:そいつすげー(笑)。面白い。まずパントマイムができるというのがすごいし。

澤本:すごいよね。そこで自分ができることを入れ込んでるじゃない。そういうことができると思ったら、機転が利いてると思ったり。

権八:どれだけ反射神経がよくて、パッと頭が回転して、パッと引き出しから出せるかという。

澤本:そうね。逆に鈍くさい人でも、「それがいい」ということもあるじゃない。

権八:もちろんそうですね。私も思い出しましたけど、某お台場のほうの放送局の面接を受けたときに「人を喜ばせるのが好きで」って言ったら、「じゃあ今から10秒以内に笑わせてください」と。準備してなかったけど、当時流行していた狂牛病のモノマネを一生懸命したわけですよ。牛がヨロヨロしてたやつ(笑)。

全くウケなかったんですよ。偉い50代ぐらいのおじさんたちが真顔で「狂牛病って言われてもさ・・・」って言ったけど、そこで一生懸命トライした感じがよかったのかわからないけど、「次にお進みください」になるわけですよ。

中村:必死なところも面白かったりしますからね。

権八:そうそう。相当スベってたはずなんですけど(笑)。

澤本:今日権八、牛に似てるね。

権八:それに合わせて今日はホルスタイン柄のシャツを。そんな準備してねーよ(笑)。

中村:これは思ったよりちゃんとしたアドバイスが聞けました(笑)。ラジオネーム「田中じゃないよ」さん、「何かコイツできそう」「採用したい」と思わせる態度、エピソードは反射神経を身に付けることです。そして、パントマイムやモノマネがいいらしいです。

澤本:そう言うと、本気でそれやる人いるから言わなくていいのよ(笑)。

次ページ 「ダイノジ大谷さんと水道橋博士の揉め事の真相」へ続く

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