ダイノジ大谷さんがラジオCMに初挑戦!完成した「PASSO」のCMを公開します(ゲスト:大谷ノブ彦さん)【前編】

トヨタのPASSO-1グランプリ(ラジオCM制作)で優勝!

中村:今日、大谷さんにゲストに来ていただいたのは理由があります。吉本芸人たちがトヨタのパッソという小さくてかわいい車のラジオCM制作に挑戦した「PASSO-1グランプリ」なるものが催されております。澤本さんが仕掛けた企画です。優勝作品のみがオンエアされるこの真剣バトルで、なんと大谷さんが60秒部門で優勝しました!

大谷:いや~、信じらんないですね。

中村:大谷さんは人生であまり優勝をしたことがないと。

大谷:ないんですよ。こういうの初めてなので、うれしいもんですね~。

権八:芸人さんで競い合ったんですか?

澤本:芸人さんで、マンボウやしろさん、グランジ遠山くん、五明くん、ダイノジ大谷さんという、ラジオで活躍されている人にやってもらって。最初にみんなに書いてもらった原稿がくるわけ。それを僕らとクライアントで読んで、20秒、60秒の中で良い、悪いとやって。作者は配慮しないで決めて、その結果、何本か候補作をつくったわけ。それをYouTubeで流して、そこで順位を決めたり、クライアントがいいと言ったのを選んだり、人気投票+実力で決めました。

権八:一般リスナーの意見も反映されて。じゃあガチで優勝ですね。

澤本:そう、20秒のほうは残った4本がほぼ五明くんだったの。60秒になると、さすがに秒数を縮めるではなく、延ばすほうだから、偶然だけど4人のものが一本ずつ残って。その中の勝負で大谷さんが優勝して。

大谷:優勝かぁ~。

中村:めちゃくちゃうれしそうですね(笑)。

権八:あれ?たしかM-1で軽く優勝してましたよね(笑)?

大谷:いやいや、最下位から2番目だわ(笑)! 「決勝になるとウケないんですね」ってよく言われたわ! 「昔、よく見てました。決勝で本当に勝負弱いんですよね」って。パッソのCMは、自分としては現場では面白いけど、CMとしてダメだよねっていう気持ちが半分だったので、ちょっとビックリしました。会社のこともイジってるじゃないですか。こんなの本当にやっていいのかなって。これやっちゃいましょうみたいなその場のノリだったので。でも、その感じがちょっと受け入れられたのかなというのが面白いと思いました。

澤本:その原稿を今日ラジオでかけていいというんで、聞かせていただいてもよろしいでしょうか。

中村:それではダイノジ大谷さんの作品「父と息子」篇を実際に聞いてみましょう。

権八:おー、面白い。

澤本:面白いよね。だって、普通の制作者は、トヨタのことを「ある組織」って言えないもんね(笑)。

大谷:ですよね。トヨタさんが大きな心で。これは演者が完璧で、狙った通りだったので。後輩芸人のシューレスジョーくんと。

中村:有名な(笑)。

権八:お父さん役ですよね、シューレスジョーは。

大谷:シューレスジョーくんがお父さんで、息子役がイシバシハザマのハザマくん。終わった後の2人の二人芝居見たいなというぐらい、いい感じで。

権八:シューレスがまたトボけた感じで。

大谷:そう、いいお父さんなんですよ、これが。

澤本:シューレスジョーさんってうまいよね。

大谷:シューレスジョーも今、大きな舞台にも呼ばれるようになって。ちょうど、このお話をいただいたときにシューレスジョーが夏に一人芝居やるというのをツイッターで見て、見に行きたいと思ってたときにこの話をいただいて。だから、絶対シューレスジョーでいきたいと言ったら、ディレクターの方もいいんじゃないと言ってくれたんで。

中村:澤本さん的には前、東京ガスさんでグランジ遠山さんと五明さんで広告会社のCMプランナーと同時にガチでコンペ的にやって、CMをつくったこともあったじゃないですか。そういう狙いが今回も背景にあったんですか?

次ページ 「「文化祭の前日感」をとても大事にしている」へ続く

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