テレビ大阪は2016年の開局35周年にあたって、これからのテレビ大阪を表すキャッチフレーズを募集する「開局35周年記念 キャッチフレーズコンテスト」を開催した。これまで地域密着で番組を制作してきたものの、「7チャンネル=テレビ大阪」であることの認知やイメージが高くないという課題があった。7月20日より8月19日までの1カ月間で、全国より4407点の作品が集まり、最終選考に残った15本の中からグランプリが「それ、テレビ大阪やろ。」に決定した。
審査員を務めたコピーライターの中村禎氏は、「社内でも『それ、テレビ大阪がやったんやろ』といわれるような番組を作りたいという流れができるのではないか。35周年を迎えるテレビ大阪のこれからの新しい取り組みや番組に対して『それ、テレビ大阪(が作ったの)やろ。』と言ってもらえるようになるだろう」と同社の今後に期待をのぞかせた。
また、同じく審査員の中治信博氏は、「ロゴとどのように組み合わせるかがテレビ大阪の工夫にかかっている」と話し、古川雅之氏は「『それ』という間口が広いので、視聴者一人ひとりにテレビ大阪らしさを考えてもらうよう問いかけているようなコピーである」と評価した。
審査員は、中治信博氏(ワトソン・クリック クリエイティブディレクター)、中村禎氏(東京コピーライターズクラブ 事務局長 フリーエージェント・コピーライター/クリエイティブ・ディレクター)、古川雅之氏(電通 関西支社 クリエーティブディレクター・CMプランナー・コピーライター)をはじめ、特別審査員に女性アイドルグループ たこやきレインボー他、テレビ大阪社長 青山髙博氏が審査委員長を務めた。また、特別審査員である牧野明次氏(岩谷産業株式会社 代表取締役会長兼CEO、テレビ大阪・放送番組審議会委員長)、三田村邦彦氏、海原やすよともこ氏は、所要により審査会は欠席だったが、事前の投票やコメントを反映した上で審査は進んだ。
テレビ大阪は、新しいロゴマークとともにこのキャッチフレーズを掲げ、35周年を盛り上げていく。
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