ニューヨーク一人旅がきっかけで、漬物の魅力にハマった?(ゲスト:小関裕太さん)【前編】

高校時代は毎日ホームベーカリーでパンを焼いていた?

小関:バランスですね。噛み応えがありながら、ジワッと渋い小麦本来の味が耳から出てくるという、耳の良さと。あと、フワッと、モチッと、という白い部分の良さがマッチしているとおいしいですね。

澤本:食パン屋に行くと、たまに耳だけを集めて「ご自由にお取りください」というところない? あれ、ご自由に取って耳だけ食べて。僕は耳のほうが好きなんですよ。

小関:ありますね。味がじんわりと出てくるんですよね。

権八:耳、そのまま食べるんですか?

澤本:そのまま食べてる。

小関:逆に耳が大嫌いという人も多いですよね。

澤本:その耳だけ欲しいな、僕(笑)。

権八:耳はよく子どものオヤツでお母さんが砂糖と油で揚げて。

澤本:あれも好き。好きだけど、耳だけ四角く落としてるやつあるじゃない。あれもお菓子みたいに食べてる。

中村:澤本さんからするとランチパックとかは一番大事な部分をなんでみたいな。

澤本:耳がないハンペンみたいなやつね(笑)。あれはさほど興味ない。

権八:論外なんだね。一番肝心なところがないと。

小関:逆に耳が苦手な方には「ふんわり食パン」という、耳が白くなっていてモッチリしているやつがあります。

澤本:耳がない食パンってあるの?

小関:耳が白いんですよ。

澤本:焼きが足りないってこと?

一同:

権八:ランチパックじゃないけど、サンドウィッチみたいのはあまり興味ないんですか?

小関:ないですね。「セントル ザ・ベーカリー」のサンドウィッチはおいしいんですけど、それでもやっぱり食パンは食パンとして、オヤツとして食べたいですね。

澤本:パンのみで? 何も付けないんですか?

小関:付けないのがベストで好きです。高校時代はよく「おかしい」と言われてたんですけど、毎日のように自分でつくる食パンがあるじゃないですか。

権八:ホームベーカリー。

小関:あれを家に置いて、毎朝親に焼いてもらって、一斤で持って行くというのをずっとやってましたね。

澤本:え、一斤で持って行くの? 全部食べちゃうの? じゃあ1日1斤食べてるんだ。

小関:食べてますね。1回の食事では食べきれないので、授業中にちょっと隠れながら食べたり。タバコでよく口が寂しいって言うじゃないですか。あの時期は食パンで口が寂しくなりました(笑)。食べ過ぎて、好き過ぎて。

権八:料理はするんですか?

小関:興味はあります。料理よりもチャイティーをつくったり。ちょっと変わったほうになっちゃいます。マイナーなものをつくるというのは好きですね。

中村:あとは漬物もお好きなんですよね。

小関:そうなんです。去年初めてNYに行って、ブロードウェイ作品を見たい、街に触れたいなど、自分の今までの夢があって、ようやく行けたんですね。一人旅で行って、道中もいろいろあったんですけど、帰ってきて和食がおいしいということに初めて気づいて。

権八:あー、いいね。そうだね。

小関:日本のごはんがおいしいのはわかるけど、日本食がこんなにおいしかったんだと思って。漬物、白いごはん、味噌汁、このセットが最高ということに出会い、それから漬物が好きになったんです。よく田舎に行くと、道の駅で漬物が売っていて、そこで買うと思い出とともに食べられるというのが、またおいしくて。ということで、どんどんハマりはじめて。

権八:いい子だなぁ。なんかいちいち可愛い(笑)。

中村:いい子だし、変なところにハマる(笑)。

小関:これは自分でハマらなきゃ、自分で漬けなきゃと思って、これから漬けようと思ってます。じつは二十歳になったタイミングで「漬物を漬けます」という目標を掲げたにもかかわらず、できなくて。今年はちゃんと漬けますからというのをもう1回目標にして。今、計画しているのが9月ぐらいに高菜の種をまくと、11月ぐらいに収穫できるという。

中村:そこからやるの!?

小関:それをちょっとやってみようかなと。高菜を生えさせて、収穫も自分でして、漬けるのも自分でするということをちょっとしてみようかなと今企んでいます。

次ページ 「自称「鼻血マスター」の特技とは?」へ続く

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