#非進化論7:生まれ変わってもグラビアがしたい(グラビアアイドル:浜田翔子さん)

グラビアは過酷な職業

渡辺:30歳まで続けてきて、あらためて今の気持ちをお聞きしたいんです。行けるところまで行ってやる!と思うのか、それとも不安を感じながら過ごしていらっしゃるのか。

浜田:DVDの枚数を重ねるごとに、だんだん水着(の面積)が小っちゃくなっちゃうんですよ…。最近出した51枚目は、初めてお尻を出したんです。もう次がないですよね。毎回、結構な体当たりでやっているので、52枚目はどうなるんだろうって思います。

渡辺:あのー…水着の面積が小っちゃくなるのは、グラビアの世界では一般的なことだったりするんでしょうか?

浜田:時代性があって、私の新人の頃はめちゃくちゃ大きい水着でワイヤー入りだったんですけど、最近は本当に過激で、「え!?最初からそんなにハードなの!?」って(笑)。昔は「キャピキャピしてれば、それでOK」っていう部分があったんですけど。年を重ねるごとに、だんだんセクシーになっていきますよね。設定も、以前は彼とデートするような爽やかなイメージだったんですけど、だんだん濃厚になっています。

渡辺:なんだか、すごい世界ですね…。

浜田:「ただ脱いでるだけ」って思われがちなのですが、撮影はかなりハードです。海外へ行っても、朝から夜まで撮影で、遊ぶ間もないぐらい。

渡辺:それはかなり過酷ですね。

浜田:でも、過酷に見られないので……。

渡辺:過酷に見えちゃいけない職業なのが辛いですよね。プールサイドに座りながら、「辛い」なんて顔してたら絶対ダメですもんね(笑)。

浜田:あとは地ベタとか、汚いところに寝っ転がって撮影することもあるんですよ。トイレとお風呂が一緒になっているホテルだったら、シャワーシーンの後でトイレに寝転ぶこともあります。潔癖症の人は辛いですよね。他の子のDVDを見ていて、汚いところで寝転ぶシーンがあったので、「大丈夫なの?」って聞いたら、「私は全然大丈夫」って言ってたんですよ。基本的に、そういうのが平気な子じゃないと無理だと思いました(笑)。

渡辺:性格はもちろんですが、プロ意識や覚悟みたいなこともありそうですよね。多少、屈辱的だったりする瞬間があっても、カメラの前では笑顔でいなきゃいけないですし、嫌な表情は見せられないですもんね。そんな中でも、モチベーションを保てる理由ってあるんですか?

浜田:DVDイベントとか、撮影会で会うファンの方々の声ですね。それと今、「gra-DOLL」っていうアイドルユニットをやらせていただいていて、そのライブ会場でもたくさんのファンの方に声を掛けていただいています。

次ページ 「グラビアから映画監督に!?いろいろな世界への挑戦」へ続く

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渡辺 潤平(コピーライター/渡辺潤平社代表)
渡辺 潤平(コピーライター/渡辺潤平社代表)

渡辺潤平(わたなべ・じゅんぺい)
コピーライター。渡辺潤平社代表。1977年生まれ。千葉県船橋市出身。早稲田大学教育学部卒業。2000年博報堂入社(第2MD局、第3制作局、第2CRセンター第5制作室)、2006年博報堂退社、同年6月よりground LLCへ参加。 同年12月よりフリーランスとして活動開始。2007年に渡辺潤平社を設立。

渡辺 潤平(コピーライター/渡辺潤平社代表)

渡辺潤平(わたなべ・じゅんぺい)
コピーライター。渡辺潤平社代表。1977年生まれ。千葉県船橋市出身。早稲田大学教育学部卒業。2000年博報堂入社(第2MD局、第3制作局、第2CRセンター第5制作室)、2006年博報堂退社、同年6月よりground LLCへ参加。 同年12月よりフリーランスとして活動開始。2007年に渡辺潤平社を設立。

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