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LINE Ads Platformの他社にない強みは?
—お二人は「LINE Ads Platform」の立ち上げから担当しているそうですが、これまでのキャリアと現在のお仕事について教えてください。
富永:僕はアフィリエイトのベンチャー企業からLINEに2015年1月に転職してきました。入社後は、LINE ポイント(旧フリーコイン)でアフィリエイト事業を立ち上げ、今は「LINE Ads Platform」のセールスコンサルタントとして、広告会社を担当しています。セールスコンサルタントとは、「LINE Ads Platform」の営業に加えて、成果を出すための運用面までをトータルでサポートする仕事です。
高田:新卒でLINEに入社して今年で2年目になります。私もセールスコンサルタントとして、ネット専業の広告会社を担当しています。
—運用型広告はここ数年、市場全体が成長しています。他社の運用型広告と比べたときに、「LINE Ads Platform」にはどのような違いがありますか?
高田:セールスを始めたばかりの頃は手探りだったのですが、広告会社やクライアントから反響を聞く中で、さまざまな違いがあることが分かってきました。
一番の特徴は、やはり圧倒的なユーザー数があり、FacebookやTwitterなど他社のプラットフォームとは重ならない新規層がいるということでしょうか。LINEはスマートフォンユーザーのほとんどをカバーしているため、全国に幅広くアプローチできます。そこで、他社の運用型広告でユーザーを刈り尽くしたと言っていたクライアントからも「LINEだったら、まだまだ獲得できるね」という評価をいただいています。
富永:そうですね、CPCは他社さんよりも高く、CTRは低い印象を受けるかと思いますが、その分CVRが高いという評価をもらっています。それは、LINEのタイムライン上に広告がコンテンツと並んできれいに表示されるため、誤クリックが少なく、本当に広告へ興味を持ったユーザーを誘導できているからだと思います。自画自賛で恐縮ですが、例えば目標CPAを5000円と設定していたら、半分の2500円で獲得できてしまった、ということも起きているんですよ。
—リーチする層とボリュームに違いがあるということですね。「LINE Ads Platform」で効果を出すために、見えてきたポイントはありますか?
富永:クリエイティブによる効果の違いが、他社のプラットフォームよりも大きくでているように思います。ターゲティング機能を使う企業も多いですが、中には広告のメッセージ性を強めることでターゲットを絞り、ブロード(ノンターゲティング)で成果をあげる企業もいます。CPAなどの数値を見ながら、クリエイティブを改善していくことで、さらに成果が出ますね。
高田:スタートした当初は、出稿企業のうちゲームアプリの企業様の出稿が目立っていましたが、9月から「LINE Ads Platform」をご利用いただける企業の審査基準を緩和したこともあって、食品・飲料(健康食品含む)、化粧品・コスメ、人材など幅広い層に広がってきました。業種ごとの傾向をつかむことも重要ですね。
—まさに広告を「運用」する中で、トライ&エラーを繰り返していくことが必要なのですね。
富永:はい、いまお伝えしているポイントも、今後は変化していくと考えていて、例えばユーザーが広告に慣れ反応が鈍くなる可能性もあります。どういった広告であれば効果がより高いのかは今後も変わっていくはずです。常に動向をウォッチして、広告会社やクライアントに情報を共有していきたいと思っています。
—実際に「LINE Ads Platform」を運用するのは、クライアントに代わり、広告会社というケースも多いと思います。その連携はどうしていますか?
富永:そうですね、継続的に「LINE Ads Platform」を活用してもらうためには、広告主であるクライアントの効果を上げていくのはもちろんですが、セールスや運用を担当する広告会社の売上になることも重要です。その点、「LINE Ads Platform」はリーチが広いうえ、新規層の獲得につながるため、予算をとっていただけるクライアントも多い。広告会社とクライアントの双方にとって、メリットのあるプラットフォームだと思っています。
高田:運用しながら知識を蓄えることで、クライアントを増やすことに成功している広告会社もいます。「LINE Ads Platform」はスモールスタートで始めることができるため、最初のハードルは低いですね。スタンプや公式アカウントといった広告メニューは高額ということもあって、「LINE Ads Platform」開始前までは、お取引させていただいていた広告会社は50社前後でしたが、今では200社ほどに拡大している状況です。
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