ヤフーが構想する、コンテンツマーケティングの未来

「料理レシピ動画」の元祖 バズフィード社の「Tasty」日本でも広告販売へ

全世界でFacebookのフォロワー数7200万人を誇る、料理レシピ動画の「Tasty」の日本版「Tasty Japan」が今年8月1日正式に創刊された。すでにFacebookフォロワー数は120万人を超え、大きな成長を見せている。

「Tasty」を運営するのは、2006年にハフィントン・ポスト創業者の一人であるジョナ・ぺレッティが設立し、ニュース&エンターテイメントメディア「BuzzFeed」を、日本を含む世界12カ国で展開するバズフィード社だ。

日本ではヤフーとの合弁でバズフィード ジャパンが「BuzzFeed JAPAN」、「Tasty Japan」を運営している。FacebookやTwitterなど、人が集まるプラットフォームにコンテンツを配信し、グローバルで月間2億人超のオーディエンスを誇る「BuzzFeed」。企画から配信に至るまで、独自開発のメソッドを基に、社員によるオリジナル記事で世界中にファンを増やしてきた。

「バズフィード社は設立当初、どのようなコンテンツが人と人との間で話題になりコミュニケーションや共有を生み出すのか。その研究をするラボだった。そして、『人々の実生活にポジティブな影響を与えるため』という理念を掲げる」と重信宏樹氏(ヤフー株式会社 BuzzFeed事業サービスマネージャー)は話す。

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「Tasty」「BuzzFeed」ともに、広告コンテンツも社員が制作を手掛ける。さらに「制作」だけでなく、「配信」「効果・分析」まで一気通貫でクライアントをサポートしている。

それゆえ「BuzzFeed」、「Tasty」のコンテンツは全て緻密な研究のもと、フォーマットや制作スタイルが開発されている。最近、目にする機会が増えた垂直視点、早送りの「料理レシピ動画」のフォーマットの元祖は「Tasty」。

「料理する人の目線」でどこにでもある食材や調味料、キッチン用品を使いつつ、ユニークで革新的なレシピをもとに動画を配信している。身近なレシピのわかりやすい動画での説明は、オーディエンスの行動喚起につながりやすく、米国ではすでに広告メニューも販売され、食品や飲料、調理器具などのメーカーに活用されている。

重信氏によれば、「日本でも企業からの問い合わせが多く、今秋より広告メニューの販売を一部開始する」という。

「企業が伝えたいメッセージをオーディエンスの関心に合わせたコンテンツに昇華させる制作力、コンテンツを拡散させるテクノロジー、さらにデータを基に成果を分析し、次の施策につなげる分析力が『BuzzFeed』、『Tasty』の強み。

バズフィードがもつ技術と人財で日本のお客さまにも貢献していきたい」と重信氏は今後の展望を語った。

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〒102-8282 東京都千代田区紀尾井町1番3号 東京ガーデンテラス紀尾井町 紀尾井タワー
Yahoo!コンテンツディスカバリー http://ycd.yahoo.co.jp/
BuzzFeed Japan www.buzzfeed.com

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