そもそも「フリー素材アイドル」ってなに?
Mika:自分たちの写真や動画、声の素材をWeb上に千点以上あげていて、その素材は誰でも自由に無料でダウンロードできて、加工・修正なんでもOK、商業・私用自由。何でも使ってください、という素材の活動をしています。
澤本:ということは、どこかの個人商店が「自分のお店のポスターに使いたい」と思ったら、勝手に使っちゃっていいということなの?
Mika:そうなんです。指をさしてる写真などがあるので、それを切り取って、または合成して商品を置いて、ポスターや広告に使ってくださいという感じです。
澤本:じゃあ、たまにスーパー行くと、こういうのがあったりする可能性はあるわけだ。
Rika:あります、あります。あー、使われてる、みたいのが。
澤本:見たことある?
Rika:あります、特にWeb上で多いですね。バナーやツイッターのキャンペーン広告などで見つけることが多いです。見た方が「使われてたよ」ってメールで教えてくれますね。
権八:面白いんですけど、変なことに使われちゃったり、変な格好させられちゃったりね。
中村:言ってもいないことがフキダシから、「私、淫乱よ」みたいな。
Mika:全然ありますよ。一応、「そういうのには使わないでね」みたいなことを書いてるんですけど、特に使われても言わないので。
Rika:むしろうれしいです。ここまで広がってるんだ、みたいな。
権八:え、マジで? 自分の顔なのに違う人の体についてるパターンというか(笑)。
Rika:そういう際どいことに使われてこそ広がるだろうみたいな。
澤本:すごい。だって、場合によっちゃアレだよ。2人の顔と権八の体がということも(笑)。
Mika:それはちょっと困るかな(笑)。
権八:毛むくじゃらの(笑)。でも、そういうことも許されるというか。
Rika:オッケーです。
権八:結構すごいこと言ってますよね。つまり、肖像権を放棄してるってことですよね?
Mika:そうですね、ないです。
権八:え、そんな人、今までにいました(笑)?
Mika:いないと思います。私たちも最初はやっぱり怖かったですもん。
権八:今後はどうするの?使用されてもお金をもらわないわけじゃない。一応、タレント業やってるのに、それでやっていけるの?