【速報】コミュニケーション視点で読み解く、米・大統領選――識者はこう見る!(境 治氏)

sakai

境 治 氏(コピーライター/メディアコンサルタント)

1962年福岡市生まれ。1987年東京大学卒業後、広告会社I&S(現I&SBBDO)に入社しコピーライターに。その後、フリーランスとして活動したあとロボット、ビデオプロモーションに勤務。2013年から再びフリーランスに。有料WEBマガジン「テレビとネットの横断業界誌 Media Border 」を発刊し、テレビとネットの最新情報を配信している。株式会社エム・データ顧問研究員としても活動中。お問合せや最新情報などはこちら

 

メディアが本当の世論を読みとりきれていなかった

――歴史的な接戦を繰り広げた、2016年米国大統領選挙。トランプ氏を勝利に導いたものは何か。メディア、コミュニケーションの視点から専門家が読み解く。

アメリカ国民も我々も、ヒラリー有利と信じ込んでいたが、支持は東海岸と西海岸だけで中部はトランプだった。

力のあるメディアが東部と西部に片寄っており、そこからの情報を中心に米国内でも日本でも伝わっていたのではないか。本当の世論を読みとりきれていなかった。それが選挙結果に影響した可能性もある。

メディアと人びとの関係を考え直すべき時かもしれない。


【「米・大統領選」 関連記事】
開票結果を速報、「データビジュアライゼーション」注目メディア(アレックス・ザバヴァ 氏)
メディアの注目を集め続ける術に長けていたトランプ氏(鶴野 充茂 氏)
米国民が共有してきた「普遍的な真実」は消滅した(岡本 純子 氏)
人の心を動かした、感情とシンプルな言葉(永井 千佳 氏)
デジタルデバイスの深化が結果予測を誤らせた?(江端 浩人 氏)
美辞麗句より、「感情」に訴える言葉が響いた(片岡 英彦 氏)
大手メディアの事前予想が大きく外れた(徳力 基彦 氏)

この記事の感想を
教えて下さい。
この記事の感想を教えて下さい。

この記事を読んだ方におススメの記事