企業担当が抱える3つの課題
そうした課題解決の答えとして、同社では次のようなサービスを展開している。
①専門知識や工数を要さないシステム保守
はてなブログの各種機能を活用して、企業サイトのドメイン直下にオウンドメディアを構築できるCMS「はてなブログMedia」。Webの環境に合わせ、日々自動的に機能アップデートが行われるほか、サーバーの保守・管理もはてなが行う。企業はシステム保守やSEO対策の工数が削減され、本来の仕事であるコンテンツ制作に集中できる。
②質の高いコンテンツ制作
同社の編集部では、ニュースメディア「はてなニュース」の記事制作や「はてなブックマーク」の編成を通じ、拡散傾向分析を続けてきた。そのノウハウを生かし、企業の記事制作をサポートする。人気のはてなブロガーによる寄稿企画もヒット記事が多い。
③コンテンツの流通・新規読者獲得
コンテンツ制作後の拡散に、「はてなブックマーク」のネイティブ広告の誘導枠を提供。インフィード型の表示形式を採用し、ユーザーに対し自然な形で流入を促すのに効果的。
特筆すべきは、他のメディアと比べて「コンテンツ消費的でなく、自分が良いと思う情報を広めたい」と考える、拡散モチベーションが高いユーザーが多い点だと、事業開発部長 大久保亮太氏は話す。「はてなには、ITリテラシーの高いユーザーが多い。Twitterのフォロワー数も平均の約3倍あり、高い影響力を持っていることがうかがえます。記事が拡散していく流れを時系列を見てみても、はてなブックマークで話題になったものが、Twitter上で拡散され、その後Facebookなどでも拡散されるなど、何回かの波によって記事が広がっていくことが確認できています」(大久保氏)。
最後に、今後の展望について話を聞いた。
「はてなは、技術力の会社と言われていますが、それだけでなく、編集力、ユーザーコミュニティ(拡散力)の掛け合わせが魅力です。記事コンテンツは良い意味で人を動かすものだと思うので、企業のマーケティング活動とはいえども、短期的なPVを追うだけでなく、ブランディングや気づき、行動の後押しをするものをつくっていかなくてはいけないと思っています」(高野氏)。
「はてなのサービスを活用してもらうことで、企業がファンをつくる手伝いをしていきたい。インターネットの健全な流れをつくっていきつつ、新たなメニュー開発も積極的に行っていきたいです」(大久保氏)。
【事例】 ぐるなび「みんなのごはん」
移行前と比較して「運用効率が約3倍」に
「はてなブログMedia」導入前に使用していたシステムと比べて、管理画面がとても使いやすくなりました。また、管理画面の動作が軽かったり、時間がかかる再構築(リビルド)が不要だったりと、日々の更新作業を行っていく上でのストレスが軽減されたので、担当者の実感では、運用効率が約3倍ぐらいにはなっていると思います。あとは「読者になる」購読機能が特徴的だと思います。一定数のファンを獲得していきたい私たちからすると、PVやUU、ソーシャルメディアでのシェア数などではない、もう1つの軸として、購読者数はわかりやすい指標になっています。「使いやすいブログツール」という側面に、「読者になる」購読機能による集客機能がバンドルされている点が魅力だと思います。(ぐるなび 企画開発本部 コミュニケーション部門 伊東 周晃 氏)
株式会社はてな 営業部
E-mail:adsales@hatena.ne.jp
http://hatenacorp.jp/ads
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