神様が「そんなに感謝されても困る」と思うほど、感謝して生きている(ゲスト:宮本亜門さん)【前編】

神社仏閣好きの宮本亜門さん

中村:ショーと言えばですね、早く紹介したくてウズウズしてますよ、私は。今夜も豪華なゲストをお迎えしております。世界的に活躍される演出家、宮本亜門さんです。よろしくお願いいたします!

宮本:よろしくお願いします。こんばんは。

中村:今回は久しぶりの緊張でございますが。

澤本:いつもはダラダラやってるけど、今日はダラダラしたらいけない感じが(笑)。

宮本:どうして、そんな威圧感出してないですよ(笑)。出てますか?

澤本:出てない、出てない。

宮本:出ないように一生懸命努力してきたつもりなんですが(笑)。

権八:すごい方なのに物腰が柔らかくて。

宮本:物腰を堅くできないです(笑)。灰皿投げるとかしたほうがいいですか(笑)? 演出家といえば灰皿を投げると。

権八:怖い、怖い(笑)。

中村:色々と聞いていきたいのですが、亜門さんにも毎回ゲストにお願いしている20秒自己紹介をお願いしたいと思います。「すぐおわ」は一応、広告の番組ということで、ラジオCMは尺が20秒なんですね。

宮本:えーっ、なんで先に言っておいてくれなかったの!?

一同:

宮本:考えてきたのに、練習したのに。緊張するなぁ。

中村:完全に抜き打ちということで恐縮です! ご準備がよろしければいきます。では、どうぞ!

宮本:宮本亜門です。宮本亜門は神社仏閣が大好きで、日本、世界中で演出をしたりしている人間です。僕が一番愛してるのは、人間ではなく、犬です。戌年生まれ、今後とも亜門をかわいがってやってください。よろしくー。

権八:おー、さすがですね!

宮本:内容ないもん。流石って言われても何も出せない(笑)。

中村:色々気になった部分はありますが、澤本さんとお知り合いになったのも・・・。

権八:どこかの神社でばったり会ったんですか?

宮本:そうなんですよ、神社の裏で(笑)。冗談ですが、お互いに悩みごとが多かったので。

権八:どういう出会い方を(笑)。でも、その話で意気投合という。

中村:神社仏閣好きという。

澤本:僕も神社大好きで。もともと地理歴史部だったので、「神社に行くのが趣味です」と言ったら、亜門さんは“その道の達人”だったから(笑)。

宮本:そんなことないですけど、神社や仏閣へ行く人は人間として興味がありますね。まず悩んでる人が多いということも含めて、面白いじゃないですか。目に見えない世界を、信仰から救った仏様や建物って面白いなと思っちゃうんですね。ただ古いものとは思えなくて。どうしてこれをつくったんだろうとワクワクしながら見ますね。

中村:「奉納」というんでしょうか。私は伊勢神宮で神楽を見たことがありますが、亜門さんは神様の前で踊る舞などの演出もされたと聞きました。

宮本:そうです。去年、上賀茂神社で式年遷宮があったんですよ。21年ぶりという貴重なもので。その1週間後に重要文化財の建物を使って、境内の中で奉納劇をやりました。上賀茂神社の主の母親で巫女である玉依姫のお話で、この土地に伝わる感動的な親子の風土記があったので、そこで奉納劇をやらせてもらったんです。

中村:普通は「舞」というと、木の葉っぱみたいなものを持ったり、付けたりして、神様に対して行うものですよね。奉納劇の場合は、人間に対して見せるものなんですか?

次ページ 「澤本さんの京都神社めぐりパターンとは?」へ続く

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