LINE Ads Platformの進化の方向性は?
—今回は「LINE Ads Platform」のプランニングに関わるメンバーに集まってもらいました。まずは、これまでのキャリアと現在のお仕事から教えてください。
木原:私は現在、プランニングチームのチーフとしてLINE Ads Platformの商品企画からローンチまでをディレクションしています。
これまで約10年間、LINEの持つさまざまなネットメディアのマネタイズを担当し、サプライサイドとして他社のネットワーク広告(アドネットワーク、SSP、Exchange)を活用してきました。そこで得た経験をLINE Ads Platformの立ち上げにいかしています。
加藤:新卒でLINEに入社して、3年目になります。これまではLINE Ads Platform含めLINE広告商品全般の営業でした。そのセールス経験を生かして商品企画を担当しています。
Jay:私は日本の大学を卒業後、広告代理店で海外営業を経験したのちLINEに転職しました。現在はLINE Ads Platformのグローバル展開含め商品企画を進めています。
—過去2回のインタビューを通じて、「LINE Ads Platform」が多くの広告主に活用されていることを聞きました。企画サイドからみて、これだけ順調にローンチできた理由はどこにあると考えていますか?
木原: 私個人の考えですが、運用型広告を始める上で重要だった、「リーチ力(ユーザー数)」「媒体力」「開発力」という3つの強みをLINE社が持っていたことだと思います。
我々はメッセンジャー、ニュース、キュレーション、Blog、動画など、日本国内でも最大級のトラフィックをもつ媒体を「自社」でかかえ、LINEについてはMAU(マンスリーアクティブユーザー数)が世界で2億2000万、日本だけでも6400万と巨大なユーザーを抱えています。さらに、社内に多くのエンジニアも抱えており、開発力についても申し分なかったです。アドプラットフォーム事業を立ち上げる上でこれは大きな強みでしたね。
—スタート時から自信があったわけですね。
木原:とはいえ、運用型広告をつくる経験はLINEとしても初めてだったため、もちろん不安もありました。ただ運用型広告に切り替える前(2015年10月から)に実験的な意味も込めてLINEのタイムラインに予約型として広告表示を始めました。結果としては当初の予想を上回り、広告主様が口をそろえて「新規顧客獲得において、限界突破できた!」と言っていただけ、我々も課題解決に寄与できていることに確信を持てました。
加藤:とあるコスメ系のキャンペーンでは「コンバージョンの9割近くが新規獲得ユーザーだった」ということもありました。私もこの時点でLINE Ads Platformのリーチ力の強さに確証をもてましたね。
—LINE Ads Platformは今後、どのように進化していくのでしょうか。
木原:広告主様から良い反応をもらっていると言っても、まだスタートしてから約5カ月。課題点も見つかり、改善するための開発を進めています。来年にかけてリリースする新機能で、広告主様や代理店様の運用コストの改善や、ターゲティングの精度の向上などパフォーマンスをさらに高めていきLINE Ads Platformの潜在能力を引き出していきます。
また、従来からあるLINEの広告商品(LINE公式アカウント等)との連携で LINE内での広告エコシステムをつくっていきたいと考えていますし、第三者とのパートナーシップによるシステム強化もスピードを上げて対応していきたいと思います。アドプラットフォームとしては、まだスタートラインに立ったばかりで課題は山盛りですが、LINEが持つ強みをフルに活用してLINEならではのアドプラットフォームを形成していきたいと思っています。
加藤:来年以降は、我々の強みでもあるリーチ力をさらに高めるべく、LINEゲームやLINE LIVEなどLINEのファミリーサービスにも広告の掲載面を広げていくことを検討しています。その上でもユーザーファーストであり、なおかつ広告主様目線での広告設計を心がけていきます。
LINEでは、運用型広告「LINE Ads Platform」の立ち上げメンバーを募集しています。興味のある方はこちらをご覧ください。
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