データインプットステップ
「データ」と聞くと、誰しも小難しいグラフや、何千行もの表を想像するかもしれませんが、まず第一歩として捉えるべきデータは、日々誰もが触れている、もっと簡単な数字です。
そのデータとは、この4項目。
- VIEW数
- LIKE数
- SHARE数
- 時間(推移)
具体例を見てみましょう。
CASE1:YOUTUBE映像の場合
今年の4月、岡崎体育さんのMV「Music video」が大きな話題をさらっていました。
「岡崎体育のMVあるあるが的確過ぎてww全てのMV製作者を敵に回しそうだと話題。」(by ドーラ)
STEP1:
まずニュースやSNSで話題の映像のネタが流れてきたら、その「VIEW数」を予測します。
このキャッチーなニュースタイトルと、このサムネイルの組み合わせで、果たして”どれくらいの人がクリックするか” ”すでにどれくらい賑わっているか”、そんな事を判断材料にした上で、YOUTUBEを開きます。
(みなさんも、動画をクリックする前に、いま岡崎体育さんの再生数がどの程度か、予想してみてください)
そして、まず一回目の答え合わせを。
なんと、すでに1300万再生を突破しています。
STEP2:
次、この動画が、いつ投稿されたかという「時間」をチェック。
その投稿日を見た上で、この映像がどのような推移で閲覧されたかを推測します。
投稿日の直後、爆発的に閲覧されたのか?それとも一定量ずっと閲覧され続けているのか?など。推測した後に、「その他」に隠された「統計」を見てます。
すると、この映像の閲覧推移が確認できます。
この映像の場合は、投稿された後すぐに自走し伸びており、一定数のベースviewを獲得していますが、日別を見てみると、大きな山が数回生まれています。このデータから、この映像は4回の大きなメディア露出タイミングがあり、その都度再生を飛躍させている、と推測することが出来ます。
これはMVによく見られる推移傾向です。
STEP3
次に、この映像の拡散要因を考えてみます。
そもそもMusic Videoを楽曲のテーマにした点が「予想外」であり、詰め込まれているMVあるあるが「共感」と「議論」を呼び、「聴き心地」の良いサビがリピートを生んだ・・・といった点が主な要因だと考えられます。
以上のようなSTEPを経て、
– 「予想外」「共感」「議論」「聴き心地」という要素が詰まった映像が、
– 半年間で1300万再生を獲得。
– 平均毎日6万再生を継続的に獲得し、
– 露出タイミングに応じて4回の山が存在。
というデータセットを1つ得ることができます。