どのような動画がより見られるのか？
—IRTVに動画を公開するまでは、どのような流れなのでしょうか？
小松：まず5分間の動画のストーリーと紹介する資料をご用意いただきます。ストーリーでは、事業モデル、強みなどをコンパクトにまとめてもらいます。つい長くなりがちなので、いかに短くするかがポイントです。その後、我々の撮影スタジオをご予約いただき、当日の撮影を迎えるというシンプルな流れです。すぐに編集作業を行い、字幕を挿入し、撮影から一週間後には公開できます。
—動画を通じて、投資家に企業の魅力を伝えるためにアドバイスをしていることはありますか？
小松：社長が原稿を読んでしまうと面白くないですね。話す内容はざっくり決めるだけで、社長の言葉で語ってもらった方が圧倒的に伝わります。
また、スマートフォンで動画が見られることを意識して、文字やグラフが小さくならないように注意も必要ですね。企業によっては、IRサイトへのアクセスの4、5割がスマートフォンからというケースもあります。
—最後に今後の展開について教えてください。
小林：いままで企業がIRについて発信できる場は、自社のWebサイトや投資家向けセミナーなど限られた場だけでした。それが、動画を一つ作るだけでIRTVだけでなくSBI証券のWebサイトや「みんなの株式」に露出できるのは大きなメリットです。導入企業をより一層増やしていけるよう案内していきたいです。
小松：まずは掲載企業を、上場企業約3500社のうち少なくとも半数の約1700社まで伸ばしていきたいと思っています。IRTVを訪問すれば、関心のある上場企業の状況が分かるというサイトに一刻も早くしていきたいですね。
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