京都府とネスレ日本は9日、宇治抹茶のグローバルブランド化を目指し「宇治抹茶の振興に関する連携協定」を締結した。ネスレの世界的なネットワークを活用し認知拡大を目指し、将来的には「ネスカフェ ドルチェ グスト 宇治抹茶」「キットカット ミニ オトナの甘さ」の世界展開や、生産者支援も予定している。京都府が目指す「宇治抹茶の振興」「宇治抹茶の文化的景観」の世界文化遺産登録に向けた取り組みも推進する。
また、ネスレの製品を活用することで宇治抹茶を体験できる場所を拡大する需要促進や、日本の高齢化社会が抱える健康寿命の課題解決に向けた共同の取り組みも検討していく。
背景には近年、抹茶のフレーバーが海外からも注目を集めている一方で、抹茶の国内飲用率が1%に留まっているという課題がある。ネスレ日本は抹茶の関連商品を多数販売していることから京都府との協定に至った。
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