「理解」と「共感」を追求する解説動画制作会社 simpleshow

simpleshowドイツ本社の制作風景。

―バズ動画やHOW TO動画との違いは。

すべてのイラストレーターが、simpleshowタッチのイラストを描くことができる(上)。撮影では、紙に印刷したイラストを、実際に手で動かす(下)。

解説動画の目的は「Why?」を伝えることです。「面白さ」「目新しさ」を追求するバズ動画や、「手順や手法」の視覚化を目的としたHOW TO動画と異なり、「なぜあなたにそのトピックを伝えたいのか」という背景を伝えることに力点を置いています。いかに有意義な「Why?」を抽出できるかが、ノウハウです。そして、厳選した「Why?」をターゲットへ共感してもらうために、産学連携で研究した最新ノウハウを駆使している点も、他の動画とは異なる点かと思います。

―「simpleshow Academy」とは何か。

simpleshow Academyの最も重要な役割は、インターナショナル・クオリティ・コントロールです。世界中のsimpleshowメンバーが最新事例について話し合い、互いにフィードバックをしています。こうした国際的なやり取りのおかげで、どの国でも同品質の解説動画を提供できることに加え、解説のプロフェッショナルがしのぎを削ることで、新たなノウハウが誕生し蓄積されているのです。

simpleshowの高度な解説技術を維持・発展させることが、simpleshow Academyの責務です。

―simpleshowが普及すると、競合企業間でクリエイティブがバッティングする可能性もあるのでは

それは問題になりません。私たちは、無個性なユニバーサルデザインを追求しています。クライアントが求めているのは、個性的なクリエイティブではなく、あくまでもわかりやすく共感させるノウハウなのです。

さらに、似ているトピックであっても、必ず差別化できるポイントがあります。simpleshowは違いをあぶり出し、それぞれのクライアントに対して新しい解決方法を提案することができるプロフェッショナルです。

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simpleshow 創業者 兼 Academy主宰
Jens Schmelzle氏

世の中に流通する情報量が爆発的に増え、コモディティ化や商品・サービスの複雑化が進むなかで、自社の商品・サービスの価値を伝え、ターゲットに来店や申込み、購買といったアクションを起こしてもらう上で必要な「理解」を、どう促すか。コモディティ時代の今、企業にとって必要なコミュニケーションの技術・手法を取材しました。

編集協力:株式会社 simpleshow Japan | www.simpleshow.com
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