アンルーリー、感情反応を示すユーザー対象に動画配信するソリューションの提供を開始

英国に拠点を置く、アドテクノロジー企業のアンルーリーは、クリエイティブに対して感情反応の高いオーディエンスに動画広告を配信するターゲティング機能「EQターゲティング」の提供を開始した。

今回発表された「EQターゲティング」のベースとなるのは表情分析・音声分析・感情調査を用いて動画クリエイティブを検証・評価し、消費者心理にもたらすインパクトを測定するソリューションである「アンルーリー EQ」。このソリューションを応用し、「EQターゲティング」を使うと、動画のクリエイティブに対して好ましい感情反応を示すオーディエンスを見つけ、ターゲティングして広告を配信できるという。

12月6日には「EQターゲティング」の発表会が開催され、日本で初めて「EQターゲティング」を利用したキャンペーンを実施したニューバランスジャパンのマーケティング部、シニアマネジャーの鈴木健氏も登壇して、キャンペーンの成果を説明した。「EQターゲティング」を用いた配信の視聴完了率は通常のターゲティング配信と比べ、約2倍となる37%、ブランドリフトは135%を記録したという。

同氏は「これまで可視化が難しかった感情要素をマーケティングに活用できるようになった点が面白い。またこれまで動画の配信部分はメディアプランナーなどが行っていたが、動画のクリエイティブを軸にメディアプランニングができるようになる点も興味深い」と話した。

アンルーリーはオープンウェブにおける動画の視聴、トラッキング、シェア獲得を支援するソリューションを提供しており、2015年10月に東京オフィスを開設し、日本での事業を開始している。


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