2012年7月にスタートした、NTTドコモのスマートフォン向け定額制音楽配信サービス「dヒッツ® powered by レコチョク」(以下「dヒッツ」)は、2016年10月に大幅なリニューアルを行った。これに合わせ、2016年11月から俳優の竹野内豊さんを起用した新テレビCM「ひとり動物園」篇を放映している。
CMは、動物園で一人落ち込みながら佇む女性に、竹野内さん扮する「キモチDJ」がヘッドフォンを装着し、女性の気持ちに寄り添い元気づけるような前向きな曲を流すという内容。dヒッツは「気持ちにヒットする音楽プログラム」をメインコピーに掲げている。CMを通じて「その時々の気分に合った音楽と出会える」という体験ができることや、その音楽体験を通して気分を切り替えられることを伝える狙いがあるとNTTドコモの担当者は話す。
このCMは「キモチDJシリーズ」として、順次新バージョンをオンエアしていく予定だ。
今回の大幅リニューアルは、「MUSIC EXPERIENCE LOOP DESIGN」というコンセプトに基づいて行われた。あらゆるユーザーの音楽体験を「音楽と“出会う”」「音楽を“探す”」「音楽を“聴く”」「音楽を“好きになる”」「音楽を“リアルに体験する”」という5つの要素(LOOP)に分解し、dヒッツは、この「5つのLOOP」をアクティブにするサービスを目指していくという。
このうち、「音楽と“出会う”」を体現する新機能として、音楽関連のニュースやエンタメ情報を毎日配信する「FEED」がリニューアルに合わせて搭載された。
Apple MusicやLINE MUSIC、9月に日本に上陸したSpotifyをはじめ、競合ひしめく音楽配信サービス市場の中で、他社のサービスとどのように差別化を図っていくのだろうか。
担当者は、「『FEED』を中心に、音楽ファンが音楽と出会う体験を提供することで他サービスと差別化を図っています。これに加え、実際にアーティスト本人とリアルの場で会える企画『dヒッツで会える!キャンペーン』も行っています(直近ではキャンペーン第2弾として、NMB48の山本彩さんのライブと記念撮影に、dヒッツ会員を抽選で招待)。実際に『会える』体験を提供していることは他サービスとは大きく異なる点です。また、特に国内アーティストのラインアップを充実させることで、日本の音楽を応援するという姿勢も、他サービスとの差別化ポイントと考えています」と話した。
スタッフリスト
- 企画制作
- 博報堂+博報堂プロダクツ
- CD
- 三浦竜郎
- PL
- 中塚未央、宇佐美 雅俊、安慶田 隼
- C
- 野澤幸司
- AD
- 原野賢太郎
- PR
- 三浦崇宏、萩ノ谷忠篤
- PM
- 門脇 亮
- 演出
- 関口 現
- 撮影
- 野田直樹
- 照明
- 前川賀世子
- 美術
- 中村桃子
- CRD
- 木下智弘
- 編集(オンライン)
- 清水六郎太
- MA
- 稲村和己
- 音楽
- 茂木英輿
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