総合モーターメーカーの日本電産は、1973年の創業以来初のテレビCM「もし、日本電産がなかったら」 篇を12月26日から放映している。
日本電産は、2020年度に売上高2兆円、2030年度に売上高10兆円という目標を掲げている。次代を見据え、ブランドの強化を図ることを目的に、CM の企画制作に踏み切った。
CMには、出演及びストーリーテラーとして、俳優の佐々木蔵之介さんを起用。「日本電産が主力として扱うモーターがこの世から無くなったらどうなってしまうのか」を、ドラマ 仕立てで表現した。
特設サイトでは、同じく佐々木さんが出演する、ミュージカル風のWebムービー「もし、日本電産がなかったら」も見ることができる。
若者を中心に「テレビ離れ」も叫ばれる中、テレビCMの制作を決めた理由を尋ねると、「テレビを見ていなくとも、テレビで放送された情報はネットで二次的に摂取しているのでは、と感じている」とのこと。また、特定の層に限定せず、幅広い層にメッセージを届けたいという思いもあり、テレビCMを選択した。
背景には、同社が中長期経営計画として掲げる、急速な事業成長ビジョンもある。その成長の基盤となる「人材確保(リクルート)」は、同社にとって常に重要な課題だと担当者は話す。
「高い成長目標を達成するためには、これまで当社が取り組んでこなかった領域にも事業拡大をしていくことになります。そのためには新卒中途を問わず、多様で優秀な人材に同じ船に乗ってもらう必要がある。今よりも幅広く、たくさんの人に日本電産を知ってもらい、事業内容を垣間見てもらうことで、就職意向者を増やしたい」。
今後も、あらゆる手法を活用し、日本電産のブランディングを推進していく考えだ。
スタッフリスト
- 企画制作
- 博報堂+博報堂プロダクツ
- CD
- 安藤宏治
- AD
- 大島永裕
- C
- 斉藤賢司
- AE
- 岡田 功、中矢忠孝、竹内良祐
- CPR
- 金子裕
- PR
- 松村崇
- PM
- 針生拓真
- 演出
- 寺尾学
- 撮影
- 梅根秀平
- 照明
- 長田慎吾
- 美術
- 古嶺直樹
- ST
- 勝見宜人
- HM
- 白石義人
- 音楽PR
- 鶴丸正太郎
- CG PR
- 須永浩光
グラフィック制作スタッフ
- CD
- 安藤宏治
- AD
- 大島永裕、半田泰明
- C
- 斉藤賢司
- AE
- 岡田 功、中矢忠孝、竹内良祐
- PR
- 河岡純子
- 撮影(写真)
- 廣瀬達郎
ecd:エグゼクティブクリエイティブディレクター/cd:クリエイティブディレクター/ad:アートディレクター/企画:プランナー/c:コピーライター/d:デザイナー/演出:ディレクター/td:テクニカルディレクター/flash:flash制作/me:マークアップ・エンジニア/pgr:プログラマー/epr:エグゼクティブプロデューサー/pr:プロデューサー/pm:プロダクションマネージャー/ap:アカウントプランナー/ma:録音/st:スタイリスト/hm:ヘアメイク/crd:コーディネーター/i:イラストレーター/cas:キャスティング/ae:アカウントエグゼクティブ(営業)/na:ナレーター