ノストラダムスの大予言は信じていなかった
黒田:怖くなるんです。気持ち悪くなる。
澤本:気持ち悪くなるよね。
中村:気持ち悪くなると同時に、普通に仕事でプレゼンに負けたときなど、辛いことがあったときに十次元のこととか考えるとどうでもいいやと気持ちの切り替えになりますよね。
権八:そういう効用はありますね。僕らの概念では端っこというか、限度があるというか、ヘリがあるということしか認識できないじゃないですか。その先にいくと・・・。
黒田:要は「無」みたいなことなのかなと。時間も存在しない、何の原子も存在しないようなことなのかなと。
権八:それってどういうことなんだろう。どこまで続いてるのかとか。あと、もう1個。ビッグバンの前って何だったのか問題。これ、怖くなりますよね。
黒田:怖いですね。
中村:無ですよね、それも。
権八:何なのそれ、みたいな(笑)。全然わからないみたいな。
澤本:そういうことを考えていくと、怖いことばっかりなんだよ。
中村:黒田さんは1999年の恐怖の大王はご存知ですか? ノストラダムスの大予言。
黒田:もちろんです。小学校6年生だったと思います。
澤本:信じてました?
黒田:いえ。
中村:もうリアリストなんだ、やっぱり(笑)。僕はちょうど二十歳で。
澤本:僕が小学校の頃から1999年に恐怖の大王がという話を信じていて、そのとき33歳の予定だったんですよ。だから、僕は寿命33歳だと思って、そこからどう逆算して生きるかと考えて。
黒田:それだけ信じさせるのは何故だったんですか?
中村:みんな言ってましたもん。みんなって誰だよって話ですけど(笑)。だから、死ぬまでに寿司など、おいしいもの食べようって、子ども心に思ってましたよ。
黒田:Xデーみたいのってあったんでしたっけ?
澤本:7の月かな。あれも一緒じゃないですか。昔、1910年か何かにハレー彗星がきたときにガスの尾っぽに入るから、みんな死んじゃうって。
黒田:酸素がなくなるみたいの。
権八:そんな噂があったんですか?
澤本:教科書に書いてあったよ(笑)。絵でマスクをして、チリを吸わないようにする、みたいな人々の絵があって。
黒田:私はそれをドラえもんで知りました。タイムマシンを使って、過去に行ったときにハレー彗星がやってくるということで、自転車のタイヤを買い占める人が現れて。
澤本:こうやってチューブで空気を吸うやつね。
権八:自転車のタイヤで空気を吸うの(笑)?
黒田:ドラえもんの話で知りました。
権八:そうですか・・・気を付けましょう(笑)。
黒田:みなさんにこれを聞きに今日来たんですが、先ほどの宇宙と音楽のように、宇宙と何を掛け合わせたら、より広くの方に宇宙に興味を持っていただけると思いますか?