JAGDA新人賞2017は、玉置太一、三澤遥、八木義博に決定

優秀な若手デザイナーをクローズアップし、グラフィックデザイン界の活性化を図るため、1983年に創設されたJAGDA新人賞。本年度は、玉置太一さん(電通)、三澤遥さん(日本デザインセンター)、八木義博さん(電通)の3名に決定した。

本賞は新人賞の資格(2016年10月31日現在39歳以下)を有する年鑑出品者145名のうち、3作品以上入選(複合カテゴリーを含む場合は2作品以上入選)の28名および1組を一次投票の対象となった。

新人賞選考会に出席した選考委員28名がひとり5票までの用紙記入方式で一次投票(全票投票の義務なし/出品会員名は非表示)した結果、10票以上得票の窪田新、清水彩香、玉置太一、服部公太郎、細川剛、三澤遥、八木義博の8名がノミネートとなった。その後、投票上位となった4名(三澤、八木、玉置、清水)による決選投票の結果、三澤、八木、玉置の3名を「JAGDA新人賞2017」と決定した。

授賞式は、6月23日に開催される2017年度JAGDA通常総会会場にて行われる。また、「JAGDA新人賞展2017 玉置太一・三澤 遥・八木義博」が、今年6月の東京・クリエイションギャラリーG8を皮切りに、各地を巡回予定だ。

玉置太一

1984年神奈川県生まれ。2006年日本大学藝術学部デザイン学科コミュニケーションデザインコース卒業、同年電通入社。

対象作品:総合芸術大学のポスター/イメージ映像/グラフィックツール「NEW ANGLE, NEW WORLD.」(日本大学 芸術学部)、美術作家のの個展ポスター「澁木智宏個展「羊毛の石『線分』」、チョコレート菓子のポスター「森永DARS」(森永製菓)
その他対象作品:自主プロダクト作品「日本の昆虫図鑑メモ」(c玉置太一)、クリエイティブユニットのPR作品「右脳文字」(うのう)、画像処理会社のシンボル・ロゴ/ポスター「IDENTITIES IN ME」(アマナ)、グループ展出品ポスター「IMAGE & COLOR」(A&D GALLERY)、寺院のグラフィックツール「曹洞宗 清林山 澄江寺」(曹洞宗 清林山 澄江寺)


 

三澤 遥

1982年群馬県生まれ。2005年武蔵野美術大学工芸工業デザイン学科卒業。デザインオフィスnendoを経て、09年より日本デザインセンター原デザイン研究所に所属。14年7月より三澤デザイン研究室として活動開始。主な仕事にKITTE VI、上野動物園の告知物「UENO PLANET」、水中環境の可能性を考えるプロジェクト「waterscape」などがある。

対象作品:動物園のブランディング「UENO PLANET」(東京都恩賜上野動物園)、展示会場運営会社のVI/グラフィックツール/ポスター「TOKYO BIG SIGHT」(東京ビッグサイト)、個展出品作品/空間構成/ポスター/図録「waterscape」(リンクライオン)
その他対象作品:商業ビルのVI「KITTE NAGOYA/KITTE HAKATA」(アサツーディ・ケイ)、商品メッセージカード「Paper Construction」(福永紙工/かみの工作所)


 

八木義博

1977年京都生まれ。2001年京都造形芸術大学情報デザイン学科卒業、同年電通入社。東京ADC賞(2009、2013、2014)、佐治敬三賞、ONE SHOW Designグランプリ、CANNES Design Lionsグランプリ、D&ADイエロー・ペンシル、NY ADC金賞など受賞。

対象作品:電機メーカーの広告キャンペーン「Life is electric」(パナソニック)、鉄道会社のキャンペーンポスター/新聞広告「行くぜ、東北。」(東日本旅客鉄道)、広告賞展のポスター/告知映像「ピュア・デザイン」(c吉田秀雄記念事業財団/アド・ミュージアム東京)
その他対象作品:鉄道会社のキャンペーンポスター/新聞広告「SLOW TRAIN, SLOW LIFE.」(東日本旅客鉄道)、自動車メーカーのブランドブック「Honda. Great Journey.」(本田技研工業)


 


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