Anomalyがエージェンシー・オブ・ザ・イヤーに―米AdvertisingAgeが発表

米「AdvertisingAge」誌が「Agency A List 2017」を発表した。A Listは、広告・マーケティング領域において、優れたアイデアを実現したエージェンシーとイノベーターたちを表彰することを目的に、同誌が毎年発表している。

今回、A Listとして10社が選ばれ、エージェンシー・オブ・ザ・イヤーにはAnomalyが選ばれた。同社は昨年、新規クライアントとしてApple’s Beats by Dre、 Campbell Soup.、 Coca-Colaなどを獲得。クライアントの商品開発から携わることでレベニューシェアを得るなど、従来のエージェンシーのビジネスモデルの枠に留まらず事業を展開し、収益を44%高めることに成功、2010年と比較すると6倍以上の利益を生み出している。

中でも、「Times」誌で2016年の「the 25 best inventions」にも選ばれたHmbldt(リラクゼーションや不眠症対策の効果がある医薬品としての大麻)へ投資をし、ロイヤリティを得るなど、スタートアップへの先行投資も積極的に行っている。

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宣伝会議ではBusiness Creation Lab.と題したニューヨーク視察研修を毎年開催しており、Anomalyには2年連続訪問、メディア収益に頼らない同社のビジネスモデルを視察している

Anomalyを含め、選ばれた10社はこちら。

Agency A List 2017

  1. Anomaly
  2. McCann
  3. RGA
  4. Droga5
  5. VML
  6. BBDO
  7. Wieden & Kennedy
  8. The Community
  9. Laundry Service
  10. Tongal. Agency

また、A Listの他にカテゴリーごとの受賞企業はこちら

  • Media agency of the year:PHD
  • B to B agency of the year:BBDO
  • Multicultural agency of the year:Alma
  • International agency of the year:Adam & Eve DDB
  • In-house agency of the year:Intel’s Agency Inside
  • Creativity agency of the year:Wieden & Kennedy Portland
  • Production Company of the year:Smuggler
  • Executive of the year:Wendy Clark

また、4月には新設するCreativity Awardも発表をする。クリエイティブディレクター・オブ・ザ・イヤーなど「人物」を表彰するPeopleカテゴリーではInamoto&Coのレイ・イナモト氏ら、キャンペーン・オブ・ザ・イヤーなど「仕事」を表彰するWorkカテゴリーではDroga5のDavid Droga氏ら、スタートアップ・トゥ・ウォッチなど「企業」を表彰するCompanyカテゴリーではDeloitte DigitalのNidal Haddad氏らが審査員を務める。

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