オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンは2月27日、新CEOとしてジャック・ミックル氏が就任する人事を発表した。就任は3月1日付。
ミックル氏は1989年にサーチ&サーチに入社し、アジアエリアには12年間在籍。在籍中はフィリピン、タイ、台湾、日本での実務を経験し、日本ではマネージング・ディレクターとしてトヨタ、スターバックス、ディアジオ、キャロウェイ・ゴルフなどのアカウントを獲得、ビジネス拡大に貢献した。
中国においてはトヨタやレクサスのリージョナル・アカウント・ディレクター、韓国においてはサーチ&サーチPCIの代表取締役も務めた。その後2008年にサーチ&サーチのインテグレーテッドエージェンシー「チームワン」のCEOに就任し、レクサスUSAやリッツカールトンといったクライアントをリードした後、2009年にロサンゼルスでフルサービス・エージェンシー「ニュークリアス・ワールドワイド」を立ち上げ、現在に至る。
グローバルおよび日本市場において培ってきた経験を生かし、オグルヴィのビジネス成長を牽引するとしている。
2015年1月9日に就任した前社長のトッド・クルッグマン氏は、北米ネットワークにおける新たな役職に就任するため昨年12月に退任、今年1月、米ニューヨークのオグルヴィに移籍した。2月までは、オグルヴィ・アンド・メイザー・アジアパシフィック 共同最高経営責任者のケント・ワータイム氏が暫定的に社長を兼務していた。
なお、この社長人事に合わせて、 オグルヴィ・アンド・メイザー・ジャパンのグループ・ファイナンス・ディレクターを務めていた椎名礼雄氏がチーフ・オペレーティング・オフィサー(COO)に昇進する人事も発表された。