日本広告写真家協会(APA)は3月4日より、「APAアワード2017」の入賞・入選作品の展覧会を、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催する。
実際に世の中に流通した広告作品を募集する「広告作品部門」と、公募テーマに沿って自由な発想と写真表現で競い合う「写真作品部門」の2部門で構成される同賞。今年の作品募集にあたっては、APAアワード2015・2016に続いて「心を動かす作品」をテーマに掲げ、審査を行った。
「広告作品部門」には339作品・836枚の応募があり、うち101作品が入選した。
2016年9月30日に審査会を実施し、選考の結果、最高賞の経済産業大臣賞に選ばれたのは「#ポカ写」(広告主:大塚製薬、フォトグラファー:正田真弘)。「ソーシャルネットワークサービス時代の若者たちの目線に沿った表現力のある作品に仕上がっており、時代の波に乗っている」と評価された。
経済産業大臣賞以下、入賞作品は以下のとおり。 (タイトル/フォトグラファー/広告主)
経済産業大臣賞
#ポカ写/正田真弘/大塚製薬
特選賞
Nike Just Do It #身の程知らず/Munetaka Tokuyama/Nike JAPAN
優秀賞
ペア碁ワールドカップ2016東京/阪野貴也/ペア碁ワールドカップ2016東京 大会実行委員会
北島康介のこれから/西川隼矢/テレビ朝日
美しい日本賞
NEXT YUKATA CREATION/亀井友吉/髙島屋
また、公募テーマに「美・HAPPY」を掲げた「写真作品部門」には、556作品・1006枚の応募があり、71作品が入選した。審査の結果、最高賞である文部科学大臣賞には、関 健作さんの「ブータン 92 歳の 1 日」が選ばれた。
展覧会の会期は3月19日まで。
「日本広告写真家協会」に関連する記事はこちら