Interview2_紙とペンでVR空間を構築する「PANOFORM」
次にインタビューしたのは、紙とペンでVR空間を構築することができる「PANOFORM」のLuisさんです。過去に日本でインターンシップをしていたこともあり、とてもフレンドリーに話してくれました。
PANOFORMでは、まず曲線のガイドが書かれた紙に、色鉛筆で絵を描き、スマートフォンで写真を撮影してWeb上にアップロードします。すると、紙に書かれた絵が立体に変換され、VR空間が構築されます。完成したVR空間はそのままWebサイトから閲覧することができます。
今までVRのコンテンツをつくるには、高価なソフトウェアや3Dモデリングの知識が必要で、そのことが大きな障壁になっていました。しかしながら、PANOFORMを使うことで、紙とペンと、少しの絵心さえあれば、誰でもVR空間をつくり出すことができます。
全てがスマートフォンとWebで完結するように設計することで、手軽さを実現しています。PANOFORMを使うことで、小学校の、例えば図工のような創作力を育てる授業にVRを取り入れることができるとのことです。
アップロードされた絵は、Web上で処理されて360°のVR画像になる。WebGLが用いられていて、アプリをインストールする必要がなくWeb上でVRを閲覧することができる。