英国マーケターは新しいことに挑戦するマインドがある
セミナーの最後には、ユニリーバ・ジャパン・カスタマーマーケティング マーケティング – ブランドビルディング メディア メディアダイレクターの山縣亜己氏、Unruly Japan Country Manager 代表取締役の香川晴代氏、基調講演にも登壇した neo@ogilivy Managing DirectorのDavid Rittenhous氏が登壇し、月刊「宣伝会議」編集長がモデレーターを務めるパネルディスカッションも実施。
英・蘭に拠点を置くグローバル企業ユニリーバでマーケターとして仕事をしてきた山縣氏からは「英国のマーケターは、日本のマーケターよりも新しいことに積極的に挑戦するマインドがあると感じる」との話があった。また、「日本の企業だと新しいテクノロジーの導入に対して慎重になるケースが多いが、英国の企業はテクノロジー導入で、ビジネスや業務を革新させようとする意欲が高い」とも話し、英国デジタルマーケティングが進化を遂げる理由についても言及した。
David Rittenhous氏は、英国においてスマホの浸透率が高いことから「企業と消費者をつなぐ、広告に利用する以外の接点としての広がり」について言及。FinTechを始めとする、マーケティング以外のテクノロジーにも注目すべきとの話があった。
Unrulyの香川晴代氏は「消費者がデジタルシフトをし、テレビなどのマスメディアからスマホへと接するデバイスが変化をしているが、これまでのマスメディアの発想で広告・クリエイティブを考えると、ユーザーにとって魅力的なブランド体験にならないケースもある。メディアやデバイスの先にいるユーザーの感情をデータにより分析し、より戦略的なコンテンツ制作が必要とされている」と話した。
セミナー終了後は、参加者同士の交流会も開催。登壇した企業も展示ブースを設け、日本の広告界関係者と歓談する光景も多く見られた。
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