お客さまとの関係構築がマーケティング活動のすべての基盤
私たちマルケトは、顧客との関係性構築がマーケティング活動のすべての基盤になるとの考えのもと、「エンゲージメントプラットフォーム」を提供してきました。マーケティング活動全般の課題を聞いた、今回の調査でここまでエンゲージメントの概念が重視されていることには驚きました。
エンゲージメントは決して新しい概念ではありませんが、ブランドも情報量も飽和状態の現在の環境では、お客さまと接点をつくり、企業が一方的にメッセージを押し付けるのではなく、その接点から双方向の関係性が生まれるようなマーケティングが必要とされている状況が見えてきます。
エンゲージメントを構築するには、個々のお客さまにとって最適な内容、時間、接点でのコミュニケーションの蓄積が必要です。企業都合ではなく、お客さま視点。マスではなく、ワントゥワンのコミュニケーションへの転換が必要とされますが、従来の手段で実行しようとすれば多大な予算と人員が必要となります。
マルケトが目指すのはテクノロジーを活用することで、購買プロセスのあらゆるステージにいるお客さまに対して、エンゲージメントマーケティングを効率的に実行する支援をすることです。そしてエンゲージメントの支援を通じ「ブランドの構築」「売上向上」「マーケターが実行したアクションのインパクトの可視化」というマーケターが求める3つの価値を提供しています。
デジタルに閉じない顧客体験を支援する
デジタルのソリューションと聞くと、実行できる施策はメールやWebサイトなど、デジタルに限定したものと思われる方も多いかもしれません。実はMarketoではメール、SNS、Web、モバイル、さらに紙のDM、店舗、コールセンターや営業人員とアナログの接点も含めて、ひとつのプラットフォームでのコミュニケーションを実現できる体制を整えています。
これはマーケターの方たちの「デジタルに閉じない顧客体験をつくりたい」「マーケティング部門が顧客と接点を持つあらゆる部門を総合マネジメントする役割を担いたい」という期待に応えてのことです。
オフラインのチャネルとMarketoの連携は、各国ごとに異なる事情を加味する必要があります。私たちは日本の商習慣やメディア環境に合わせた国内での連携パートナーの拡充にも力を入れています。
「マルケトはマーケティングオートメーションの会社であり、マーケティングオートメーションとは、顧客セグメント別のメールを配信できるツール」と認識されている方も多いと思います。
メール配信もMarketoの機能の一部であり、実際にその機能を導入するだけで、成果もあがりますが、アナログのチャネルも含めて、顧客とのあらゆる接点でワントゥワンのコミュニケーションを実現できるソリューションです。
今年も製品の強化には注力します。
ABMの日本での本格展開をはじめ、より高いスケーラビリティを実現し、ユーザーの使い勝手をさらに向上することは今年の大きなテーマです。これからもテクノロジーの力で、マーケターの方たちが考える仮説を即座に施策として実行できる、検証の結果、施策を改善、修正したい時にもすぐにその要望を実現できる環境を提供していきます。
「エンゲージメントプラットフォーム」を標榜するマルケトだが、この「プラットフォーム」という言葉には3つの意味がある。
「ツールとしてのプラットフォームという意味のほかに、世界650社以上のパートナーやCRM/広告プラットフォームとの連携が可能なエコシステム環境も提供できる価値のひとつ。Marketoだけを使って成果を出すのは難しいと考えているので、Marketoをハブにしながら多様なデータやシステム、ツールと連携できるエコシステム構築のためにパートナープログラムを推進しています。3つ目が、マーケターが集い、互いに知識、情報を交換し合う場という意味でのプラットフォームで、各国で定期的にユーザー会を開催しているほか、年に1回は世界から6000名を超えるマーケターが集まるイベント『MarketingNation®Summit』を開催しています。これら全てが、MarketingNationの一環であり、マルケトを選んでいただく理由にもなっていると思います。ツール提供にとどまらない、幅広いお客さまのニーズに応えるエコシステムを重視しています」(小関氏)。
株式会社マルケト
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