英語圏のエンジニア、子どもたちを対象にテストマーケティングを実施
SXSWeduへの出展に先立ち、SXSWedu直前の2日間にわたり現地オースティンでプレ体験会を行いました。体験会は、同じく手で触って遊べるプログラミングツールである「PETS」のチームに誘っていただき、合同で開催しました。初日は「ATX Hack the Traffic」というハッカソンイベントにて、地元のエンジニアにGLICODEの体験をしてもらいました。
「ATX Hack the Traffic」は、現地オースティンの交通ビッグデータを利用して新しいサービスをつくるコンペティションで、アプリ/Webエンジニア、データサイエンティスト、UI/UXデザイナーが集まりアイデア・技術を競っていました。このハッカソンの会場の一角で、ひと休みしている参加者を対象に体験会を行いました。
この会の参加者は日常的にプログラミングに触れているIT関係者だったこともあり、GLICODEのルールをかなりスムーズに理解してもらえました。何人かの参加者には「家族や友人と遊んでみる」と言ってもらえました。GLICODEの国際版を、英語圏のエンジニアコミュニティにも受け入れられるクオリティのものに仕上げられたと、確認することができた体験会でした。
2日目には、YMCA East Communitiesという市民センターで、現地の子どもたちを対象に体験授業を行いました。この市民センターには、教室やバスケットボールコート、プールなどがあり、地元のワークショップやスポーツクラブの会場になっている施設です。
ここでいよいよ、メインターゲットである「英語圏の子どもたち」にGLICODEを体験してもらいました。年齢としては6〜8歳の小学校低学年の子どもたちで、飛び入り参加も含めトータルで20人程度に遊んでもらいました。
結果としては、自分たちが想像していた以上に熱中して遊んでもらえました。時には頭を抱えながらも、ポッキーでエネルギー補給をしながら自分たちの力でゲームを進めていました。
今回はプログラミングルールを根本からつくり直したので、新しいプログラムの命令とお菓子の配置の関係性をきちんと理解してもらえるか不安もありましたが、子どもたちはきちんと自分たちで理解し、こちらが驚くようなスピードでゲームを進めていました。中には思いもよらない新しい解法で問題を解く子どもや、体験の時間が終わっても教室に残って熱心にゲームをプレイし、全てのステージをクリアする子も現れました。
一通りの体験授業を終えて感じたのは、お菓子が持つ「子どもの心を掴む力」が世界共通であるということ。お菓子とプログラミングを組み合わせるというアイデアは、海を越えても通用するのだと実感しました。