経団連事業サービス社内広報センターは3月15日、2016年度「経団連推薦社内報」の表彰式を都内で開催した。最優秀賞には、大日本印刷が発行するグループ報「DNP Family」(雑誌・新聞部門)が選ばれた。
同社は1958年に社内報を創刊、1999年にグループ報にリニューアルした。年4回、3万7000部を発行している。活躍する社員の姿を中心とした誌面にすることで、新しいことにチャレンジしていく意識を醸成していくことが狙いだという。
雑誌・新聞部門の優秀賞には東京急行電鉄の「清和」が、映像部門の優秀賞にはカゴメの「カゴメ通信The movie」がそれぞれ受賞した。経団連が政策提言して推進しているテーマについての特集を評価する特定テーマ部門では、「女性活躍推進」と「働き方改革」をテーマに応募が集まった。
表彰式では、経団連の久保田政一事務総長が、グローバル化や働き方の多様化が進み、企業・グループ内の一体感を醸成するために社内コミュニケーションが重視されるなか、その有効な手段として社内報の重要性が経営層に再認識されていると指摘。表彰を契機に各社の社内広報活動がより活発化することへの期待を述べた。
「経団連推薦社内報」は1966年に創設された表彰制度。社内報の形態により、雑誌・新聞、イントラネット(Web)、映像社内報の3部門があり、特定テーマ部門を合わせた4部門で265作品の応募があった。