「誰でも先生、誰でも生徒」が合言葉 — 『はだかの学校』始動

アサツーディ・ケイ(ADK)は創立60周年を記念し、広告会社ならではのスキルを活かし、社会の「課題」や日常生活の中の「悩み」に対するアイデアやソリューションを提供するサービス「ブレーンタル」を期間限定で実施している。このプロジェクトの第1弾企画として3月27日より、上野・稲荷町にある銭湯・日の出湯とREBIRTHPROJECT(代表:伊勢谷友介)との協同で、銭湯で地域コミュニティ活性化を目指す『はだかの学校』プロジェクトを始動した。

『はだかの学校』は、銭湯(日の出湯)を地域の新たな学びの場として捉え、地域の学びの場としてお風呂の中で授業を行う新発想のイベント。地域に根付いた銭湯が、授業をきっかけに、訪れた人同士で自然とコミュニケーションが生まれるような場を提供することで、銭湯と地域コミュニティの活性化を図ることを目的にした。入浴(入学)試験などはなく、学費も通常の入浴料のみ。

3月27日は第1回授業として、台東区浅草の飯田屋6代目飯田結太氏を講師に迎え、かっぱ橋の歴史や地域とのつながりなどをテーマにし、校長の日の出湯代表・田村祐一氏との対談形式による『はだかの授業』を行った。

開校式に登壇した田村氏は、「今回のプロジェクトを発案したきっかけは、数年前、94 歳の常連のお客さまから、昔の上野の話を伺ったこと。当時の話や戦時中の話など、今ではなかなか聞けないような貴重な話ばかりでした。『はだかの学校』では、そういった地域ならでは話が聞けて、コミュニティが生まれる、そんな場になれたらと思います。そして日本中の銭湯が盛り上がっていけたら」と挨拶した。

また、「はだかの学校」の校歌が入ったコンセプトムービーの放映を行ったほか、「はだかの学校」理事長を務める伊勢谷氏はメッセージビデオにて、「『はだかの学校』は人生を勉強する場所です。銭湯という場を再生させることで、地域間のコミュニケーションが増え、新しい出会いと気付きが増えることを期待しています。まずは近所にある銭湯に行ってみるところから始めてみてはいかがでしょうか」とコメントした。本イベントは4月以降も、定期的に開催していく予定。


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