篠原さんは「ストリングゼロ」CMの隠れコンテンツ?
中村:今回、篠原さんをゲストにお呼びしたのは権八さんなんですが、お仕事で繋がりがあったんですか?
権八:篠原さんが活躍されていて、ぜひCMに出ていただきたいなと思いまして。サントリーさんの「ストロングゼロ」のCMがちょうど何日か前に公開になりまして。
篠原:2月7日ですかね。ただ、権八さんはちょっと今間違えましたね。「-196℃ストロングゼロ」ですから。
中村:正式名称(笑)。
篠原:はい、「-196℃」が抜けてましたね。
権八:すみません、失礼しました(笑)。篠原さんは面白いですよね。現場でもやたらとスタッフに声を掛けて、軽口叩いて盛り上げてくれるんですよ。
篠原:どうせだったら楽しくしたほうがいいですもんね。ずっとしゃべってるわけじゃないですけど、その場に行ったときに冗談言いながらやったほうが楽しくできるので。
澤本:子どもの頃から、まわりを楽しませようというタイプだったんですか?
篠原:そうでもないですね。どちらかというと、子どもの頃は俺を楽しませろと思ってました。
中村:王ですね(笑)。
篠原:だから同級生や後輩に面白いことをしろ、笑かせろよという感じでしたけど。このCM撮影のときも楽しくやらせてもらいましたよね。
権八:はい、お蔭様でみんな楽しんで。
中村:ざっくりCMはどんな内容なんですか?
権八:CMは例の天海祐希さんのシリーズで、今回は天海さんの部下役でウエンツ瑛士さんが新キャラで登場するんです。出張帰りの移動中に2人のやり取りがあるんですが、ラストカットでなぜか進撃の巨人のように後ろのイスからにょっこり顔を出して覗く篠原さんが映ってるんですよ。
中村:最後の2、3秒ぐらいですよね? あれ?みたいな。
篠原:その話が来たときはありがたかったんですけど、基本的にそのCMは歴代、男前の方が出て、毎回濡れたりするんですね。自分はその役かなと思ってたんですよ。でも、結局、濡れなかったということは、男前の役ではなかったという。
権八:そういう基準でもないんですけど(笑)。シリーズで鈴木浩介さん、沢村一樹さん、それとウエンツさんもズブ濡れになるんですけど、今回、篠原さんは違った形で出ていただいて。CM上はラストカットに2秒ぐらいしか映らないんですけど、見た人に「何だろう、変だな」と思っていただきたくて。Webで公開してるCMは・・・やっていただきました?
中村:やりましたよ。触れるCMでしょ。面白かった。
権八:動画を再生して、指のカーソルが出るので、それを触ると隠れコンテンツが出てくるというWebサイトなんですけど、そこに篠原さんの隠れコンテンツがいくつか入ってるんですよ。
澤本:篠原さんは隠れコンテンツということ?
権八:隠れコンテンツなんです(笑)。CMにも出てるけど。
篠原:今のWebCMに関しては面白おかしくなってると思うんですけど、まだ新しく別バージョンがおいおい出るんですよね?
権八:そうです。それはもう1個、来週以降に公開のもの。
篠原:これはどちらかというと、本当の私が見れますので。
澤本:本当の篠原さん?
篠原:かっこいい篠原信一が見れますね。かっこいいの中にユーモアが含まれてると思います。
澤本:それは権八が企画して?
権八:今回は僕と宮地成太郎くんと、藤沢祐未さん、CDは黒須(美彦)さんで。今回は普通のCMとは違って、そういうWeb的な施策もやりましょうということで、いつもと違うスタッフも一緒にやりました。新しいかっこいいほうの動画は14日公開です。
中村:「篠原 ストロングゼロ」でググるといいですかね?
篠原:たぶん篠原と入れないほうがいいですね。入れると、まず悪口が先行して上がってきますから(笑)。
中村:権八さんは今回、篠原さんを起用しようと思ったきっかけはあるんですか?
権八:見つけてというか・・・、そういう企画ができて・・・、ご活躍されてるので・・・。
篠原:困ってますね。
一同:(笑)
権八:困ってないです(笑)。普通のアスリートとも違って、芸人じゃなくてユーモアの面もあって、ということで言うと、やっぱり篠原さんなんですよね。面白いこともできるし、体を使った神がかり的な技ができるのも篠原さんだったので。他にいないですね。
篠原:それは本当にいないと思います。仮に野村だったらまずユーモアがないでしょ。
権八:そうでしたっけ(笑)。
篠原:柔道でいったら野村ですけど、イメージが違いますから。男前でシュッとはしてますけど、そういう意味では、やっぱり私をチョイスした権八さんはすごいなと。
中村:わかってると(笑)。
篠原:流石、見る目が違うなと。
<後編につづく>
構成・文:廣田喜昭