人とのつながりが感じられる広告を
―100周年を迎えるパナソニックの宣伝活動をどのようにとらえ、未来に向かってどのような活動を期待しますか。
04.1995年、阪神・淡路大震災の年に放映したテレビCM「お帰りなさい、神戸のあかり」。被災地の人々を勇気づける内容だった。
水原: 一番の企業広告は、製品広告だと、いつも言わわれていました。製品から発想していない企画は絶対に通らなかった。製品をメインにとらえる、というのは今も昔も変わることなく、パナソニックの広告全体にいえることだと思います。
岸部: 確かに製品が真ん中にありますよね。私が製品を持ちながらアピールしたCMは、インバータが初めてでしたから。
水原: CMには全国にある販売店を活気づける役割もあります。販売店からの反響もとても大切ですよね。
岸部: 街にある店や、人とのつながりが感じられる宣伝が、もっとあるといいなと思うんです。「見たらどこかホッとする」とか、あかりには人が本能的に引きつけられる何かがありますから、描きやすいかもしれません。
水原: あかりはパナソニックの原点ともいえる製品で、子どもからシニアまですべての人に必要なものです。その意味でパナソニックを象徴する製品だと思います。だからこそ、温かさや感動といったものが、あかりの宣伝に似合うし、そんな広告をこれからも見たいな、と一消費者として思いますね。
家から街へ、そして未来へ
右:2012年 新聞「東京ホタル」
パナソニックの「あかり」が活躍する場は、家庭だけではありません。1964年の東京オリンピックの舞台となった国立競技場や高架高速道路などに照明設備が採用されるなど、ビジネス分野でも、実績と信頼を築いてきました。
それから半世紀、BtoCからBtoBへ、大きく舵を切ったパナソニックは、東京スカイツリーに納入したLED照明設備をはじめ、ホテル、店舗、公共施設、道路などで「あかり」による様々なビジネスソリューションを提供しています。
白熱灯から蛍光灯、LEDへと進化してきたパナソニックの「あかり」。その機能も、ものや空間を照らすだけでなく、映像を投影して空間を演出したり、LEDで情報をやりとり(光ID技術)したり、より高度で高付加価値のものへ変わってきています。10年後、どんな暮らしや社会を照らし出すか。パナソニックの「あかり」にご期待ください。
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編集協力:パナソニック株式会社