#SXSW2017 トレードショーは技術だけでなく「見せ方」にも要注目

教育を柱としたイベント「SXSWedu」、そしてSXSWについて、複数回にわたって現地レポートをお送りしています。最終回の今回は、SXSWの目玉とも言えるイベント、トレードショーのレポートをお送りします。

トレードショーとは

SXSWトレードショーの会場の様子。

トレードショーは、SXSWのメイン会場であるオースティン国際センターで行われる展示です。広大な会場には300を超えるブースが設置され、会場内のステージではピッチイベントも行われます。まさに、SXSWの目玉と言っても過言ではないイベントです。

各企業のブースはそれぞれ展示方法を工夫しており、見ていて参考になるものが数多くありました。そこで今回は、トレードショーの中でも特に展示方法が面白く、参考になると感じたブースを紹介します。

すべてが紙でつくられたブース

トレードショーでは、広大なスペースを生かした見せ方をした展示が多く見られました。

一際目を引いたのは、ブース全体が紙でできた#PowerdByPaperの展示です。このブースにはダンボール製の組み立て式枕「PowerSiesta」や、紙製のドラム「Obilab Drumkit」など、紙製のプロダクトが多数展示されていました。ブースの壁だけでなく、机や椅子まで、すべてがダンボールでできており、紙に対するこだわりを感じることができる展示でした。

壁、机、椅子まで、すべてが段ボールでできた#PoweredByPaperのブース。紙へのこだわりを感じさせる。
ダンボール製の組み立て式枕「PowerSiesta」。
紙製のドラムキット「Obilab Drumkit」(左上)、組み立て式のシェルター「Cardboardrigami」(右上)など、多数の紙製品が展示されていた。

次ページ 「トレードショー会場に野菜工場が出現」へ続く

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