生理周期・体調管理サービス「ルナルナ」とロート製薬が、妊活時のカップル向けに、「THE LOVING INSTRUCTION MANUAL」(世界で一番あたたかい取り扱い説明書)を制作した。
ロート製薬では、排卵日が約1日前にわかる検査キット「ドゥーテスト」を販売している。今年3月には、ルナルナと共同で、夫婦のための妊活サポートプロジェクト「Hand in Handプロジェクト」を発足。その第一弾アクションとして、女性から男性パートナーに送ることができる“トリセツ”ブック、およびプロジェクトムービーを公開した。
このブックは、心理カウンセラーなどさまざまな分野の専門家の協力のもとに、妊活に向き合う上で生じやすい夫婦間のギャップを埋めるために制作。女性の心と身体の仕組みや一カ月のリズム、妊娠する上で必要な知識など、パートナーに理解してほしいことをブックレットにまとめ、イラストレーションと読みやすい文章で表現した。
ボックスの中に4つのミニブックが入っている。テーマはそれぞれ、「WARNING(あなたにしてほしくないこと)」「SPECIFICATIONS(私について)」「MAINTENANCE(あなたにしてほしいこと)」「TROUBLESHOOTING(いつもと様子が違うとき)」。
ページをめくると、「私がときどき、理由もなくイライラしていたり、不安定だったりするのは、女性のリズムのせい」「くだらないと思う話でも、相づちを打ちながら聞いてくれるだけで、私は満足」「たまには、あなたのことを聞かせて」「1日1回、ギューっと抱きしめて」などのアドバイスが記載されている。
また、ボックスの中には、女性の基礎体温や行動パターンから解析し視覚的に表現したパズルや周期から生成したオリジナル楽曲が収められたレコードも入っている。
パズルは、縦ラインが28日分割になっており(一般的に生理は28日周期)、色の分割は各周期(生理期、卵胞期、排卵期、黄体期)を表している。下半分の棒グラフはそれに伴う女性の基礎体温を表、上部から下部に渡ってプロセスインキで重ねて印刷してあるグラフは、夫婦の行動パターンを表す。
ブックはまもなくHand in Handのプロジェクトサイトにて、ブックオンライン版の形でも近日中にリリースされる予定。ブックに収められたオリジナル楽曲はそのサイトでも聴くことができる。オンライン版はスマートフォンを利用し女性とそのパートナーが2人でページをめくっていけるようになるという。
ムービーは、結婚2年目を迎える38歳の女性が主人公。共働きで忙しく十分な対話ができていない夫婦生活の中で、ある日妻がサプライズで夫に送ったブックが家に配達され、それを見た夫は、妻の言葉にできなかった気持ちに気づく–という内容だ。現在47万人いると言われる日本の妊活女性の中には、妊活にパートナーの協力が思うように得られず、一人で苦しんだり、不安な気持ちを抱える人も多い。そんな妊活女性の気持ちを代弁したものになっている。
ブックレット スタッフリスト
- 広告会社
- ドリル
- 制作
- AD&D
- 全体監修
- おおたとしまさ
- CD
- 中島和哉
- 企画
- 伊吹圭策、村木みちる
- AD
- 高谷廉
- D
- 岩松亮太
- I
- 赤池奈津希
- C
- 笹原風花
- データビジュアライズ監修
- SPREAD
- 音楽
- 斉藤尋己
- PD
- 籠田勝浩
- AP
- 篠澤篤史