「純喫茶」が大好き。その理由は?
相楽:おっちゃんたちはみんなベロベロになって、途中から何を言ってるかよくわからないんですよ(笑)。昔はこのへんに芸能人の誰々が住んでたんだよ、俺は百恵ちゃんの友達と付き合ってたんだなど。
一同:(笑)
権八:しょうもない自慢話が。
相楽:しょうもない話を楽しくしてますね。
澤本:それも人から話を聞けるって、1個自分の人生じゃない人生を聞けるというのは面白いよね。
相楽:面白いですね。私が生まれてない頃の話をしてくれるので、それは面白いです。
澤本:前にコルクの佐渡島さんが来て、どうやって小説を書くか?というときに、「君の最近一番面白かった話を教えてくれ」と聞いて、その話が面白かったら小説のネタになると言ってたから、それをおっちゃんたちとやってるということですよね。
相楽:そうですね。色々なところで色々な人を見たりしてますね。
権八:純喫茶行くのも、ドラマ『こんにちは、女優の相楽樹です。』の設定でそうなってるじゃないですか。実はもともと純喫茶好きなんですか?
相楽:そうなんですよ。そこからこの企画がはじまったので。
澤本:そうそう、もともと純喫茶巡りが趣味で。権八は純喫茶ってわかる?
権八:わかるような、わからないような。蒼井優ちゃんやここにも来てくれた菊池亜希子ちゃんが「純喫茶、純喫茶」って言ってるでしょ。
相楽:好きなんですね。
権八:純喫茶に何があるんですか?
相楽:私は落ち着くんですよ。
権八:昭和の感じが?
相楽:そうです。イマドキのオシャレなカフェもいいですけど、そういうところよりも純喫茶のほうがホッとするんです。コーヒーもマスターがこだわって一杯一杯入れたり。それをカウンターで見てるのもいいんですよね。そこが手作りで出してるチーズケーキやデザートにもこだわってたりするので、それも大好きです。純喫茶をフィルムカメラで撮ると、また味が出るんです。
澤本:ドラマ自体、純喫茶がドラマの舞台じゃない。純喫茶のドラマをやるから、純喫茶を巡ったわけじゃなく、もともと純喫茶好きに脚本の根本さんが合わせてくれた感じがあって。
権八:相楽さんのオススメ純喫茶はありますか? 僕は会社が表参道の骨董通りなんですよ。
相楽:じゃあ、蔦珈琲がいいと思います。行ったことありますか?
権八:もちろんあります。オススメのオリジナルチーズケーキと言ったときに、ピンときた。あそこもたまにいるのかなと。
相楽:行きます、行きます。
権八:通わなきゃ(笑)。
相楽:いるかもしれないです、カウンターにぽつりと。