[トピックス一覧]
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- ・アサンテはシロアリ駆除全国トップ企業
- ・シロアリ業界全体が抱える課題
- ・シロアリは目につかないだけ、どこにでもいる
- ・築年数25年~29年の5軒に1軒がシロアリ被害
- ・アサンテの行う「床下診断」とは
- ・既存の広告手法/ターゲット/注意事項
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シロアリは目につかないだけ、どこにでもいる
シロアリの活動はちょうどいまくらい(4月末~5月)に活発になります。シロアリと聞くと白い粒のような虫を想像されると思いますが、この時季になると黒くなって、羽をつけて飛びはじめます。当業界にとっては繁忙期で、当社でもシロアリを白い服を着た紳士や少年などに擬人化したテレビCMを4月~6月にかけてオンエアしています。
シロアリは世界で最も生息数が多いとまで言われるほど、本当にどこにでもいる虫です。地面に立った場所の半径5メートル以内には土の下にシロアリがいるとも言われます。公園や道ばたで見かけるクロアリと違い、シロアリは明るいところがニガテで、地中や床下、森の中などにいます。なので人目に触れず、知っている人が少ない。存在を認識してもらえていないという状況です。
ふだんシロアリは森の中で倒木などを分解しています。自然のサイクルの中では重要な役割を担っていて益虫と呼ばれることもあります。しかし私たち人間が家を建てるようになると、家屋にも入ってくるようになり、結果、害虫とされてしまいました。築年数別に木造一戸建ての家屋がどれぐらいシロアリの被害にあっているかというグラフを紹介します。
築年数25年~29年の5軒に1軒がシロアリ被害
ごらんのとおり、築年数が5年~9年経つとだいたい5%ていどが被害にあっています。25年~29年になると22%。5軒に1軒の割合です。こちらのデータは駆除をご依頼いただいたお客さまの家屋を対象にしていますので、実際にはもっと多くの被害があると思われます。
シロアリは木のやわらかい部分ばかり食べるのですが、家の柱だと強度が8割~9割失われてしまいます。そうなると怖いのは地震です。阪神淡路大震災が起きた際、神戸市東灘区で行った調査では、シロアリの被害があった家の8割が地震による被害があり、そうでない家は4割弱しか被害が出ませんでした。とくに木造家屋にとって、木の耐久性を維持することはとても大事なことです。
家屋のメンテナンスというと、お風呂やキッチン、外壁をきれいにしたり、あるいは屋根を変えたりといったご相談を受けることが多いのですが、いずれも目に見えるところ、生活に直結するところです。一方、シロアリ駆除は重要度が知られていないために後回しになってしまう。もしくはなにか不具合が起きたときに初めて対策を検討されるというのが実情です。