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課題背景/ラベルライターの現況
ラベルライターと言えば、やはりキングジムさんの「テプラ」になります。これが現実です。
そもそもラベルライターというのは、事務用品で地味な側面があります。外観も、キーがたくさんで複雑に見えるし、いまどきモノクロの液晶で小さくて見づらい。そのわりに多機能で使いこなせない。地味な上に使いにくく、操作していても楽しくなるようなものではないという印象があるかと思います。
ラべリングする機会も減っています。これは家庭用も仕事用もいずれもある傾向で、仕事用について言えばペーパーレス化。書類の電子化が進んでいまして、かつてのように分厚いバインダーにファイリングしてタイトルを付けるといったことが、データ管理が主流になって、減ってきました。
家庭用で使う際にも、これは大昔になるのかもしれませんが、かつてはビデオテープやカセットテープに貼る機会がありました。しかし、いまはほぼゼロだと思います。使うチャンスがないということです。社会的に見ても、ここ10年間で、さまざまな機器が進化・変化しているのですが、ラベルライターはほとんど変わっていません。
このような存在であるラベルライターですが、そのなかで「P-touch」を何とかしていきたいと考えています。そこで企画を考えるためのヒントを、最後にお伝えいたします。
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