[トピックス一覧]
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- ・メナード化粧品と市場規模について
- ・メナード化粧品の理念とビジネスモデル
- ・フェイシャルサロンで接点強化
- ・「チャネル変更はNG」企画の条件
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フェイシャルサロンで接点強化
フェイシャルサロンは、メナード化粧品の接点強化のひとつとして2003年からスタートしました。現在全国47都道府県に約2800店あります。だいたい日本マクドナルドが2900店くらい、ダイソーが3000店くらいというところです。
形態は3つに分類されまして、「テナント型」「マンション型」「ホーム型」となります。住宅地に設ける「ホーム型」はアットホームな雰囲気で親しみやすく、所在割合が50%。ぎゃくに市街地の「テナント型」は高級感が売りで所在割合は25%。中間的な「マンション型」が残りの25%です。お客さまが増えて手ぜまになったため、ホームからマンション、テナントと移行するケースもあります。
フェイシャルサロンでは、女優の深田恭子さんを起用したテレビCMをオンエアしています。名前の認知は9割を超えました。
フェイシャルサロンが接点拡大のメイン手段になっても、対面によるカウンセリングと提案はしっかり保持していきたいと考えています。サロンでの施術も大切なのですが、日ごろのご自宅でのお手入れをそれ以上に重要視しているためです。スキンチェック、カウンセリング、美肌レッスンという、あくまでもコミュニケーションを重視し、結果を出す販売を続けたい。一人ひとりに関わって、その人の目ざす、きれいを実現するのが当社の考えです。
対面によるカウンセリングをどれだけ大事にしているか、という例ですが、現在、化粧品メーカーは訪日外国人客の取り込みに注力しています。市場として大きいのは承知していますが、当社では一切行っていません。なぜかというと、観光客の方々の帰国後、ケアできないからです。ご自宅でのお手入れをそれくらい強く大事に思っているんです。
「チャネル変更はNG」企画の条件
フェイシャルサロンの拡大により、訪問販売での劣勢の状況からは脱却できました。またメナード化粧品の認知度も高まっております。しかし、使用者人口はまだまだ少ないのが現状です。近くにメナードレディがいないとご使用に至らないケースが少なくありません。この状況を打破し、新たな接点を拡大したいというのが課題です。
企画の条件ですが、とくに通販などの対面をともなわないチャネル変更を含むものはNGです。それ以外は自由に発想いただければと思います。
フェイシャルサロンでの販売でなくてもOK。先ほどまでの話をくつがえすようですが、この時代に、訪問によるコミュニケーションも強みになると考えています。たとえばアメリカでは、家で何かをしてもらうのがセレブの証。それくらい、訪問販売の地位を向上できないだろうか、と思います。