音楽の全てはラジオから教わった(ゲスト:細野晴臣さん)【前編】

【前回コラム】「明石家さんまさんに「パスが悪い」と怒られた理由とは?(ゲスト:ウエンツ瑛士さん)【後編】」はこちら

ゲストは音楽家の細野晴臣さん。プロのミュージシャンになった理由、はっぴいえんどやYMO時代の秘話などをお話しいただきました。

今回の登場人物紹介

左から、澤本嘉光(すぐおわパーソナリティ)、細野晴臣、中村洋基(すぐおわレギュラーゲスト)、権八成裕(すぐおわパーソナリティ)。

※本記事は4月22日放送分の内容をダイジェスト収録したものです。

澤本さんは、細野さんにCM楽曲の相談をしていた!?

中村:今夜もめちゃくちゃ豪華なゲストを紹介したいと思います。音楽家の細野晴臣さんです。よろしくお願いします!

細野:よろしく!

中村:遂に細野さんが出てきましたよ!

権八:いやぁ、感慨深いですね。

澤本:ちょっと上り詰めた感があるよね。

中村:中村と権八は「はじめまして」ですが、澤本さんとは「お久しぶり」なんですよね。

細野:よく会いますよね。

澤本:はい、お話していただいて。

権八:よく会う関係で。どこで会うんですか?

澤本:細野さんのご自宅で。

細野:事務所というか、スタジオね。

中村:そんな関係なんですね。

澤本:呼んでいただいて。僕は1回ソフトバンクのCMで、どの音楽をあてていいかわからなくなったことがあって、そのときに細野さんに「この映像にどの音楽が合いますか?」と相談したことがあるんです。

中村:すごい話ですね。

澤本:そしたら僕の全く知らない音楽がついて、かっこよかったの。

細野:あれ使ったのかな?

澤本:使いました。

権八:何のときですか?

澤本:去年かな。大学の講堂か講義室で男の子と女の子が初めて会うという。

権八:清野菜名ちゃんがめちゃくちゃときめくやつですね。

澤本:野村周平くんと。そのCMで最初につけた音楽が高くて使えなくなって。それで他をあてたら全然違うから、細野さんに相談したら、まるで知らない曲が(笑)。

権八:どうしてそういうご関係というか、いつからですか?

澤本:最初は東京ガスのCMですね。

細野:そうそう、屋久島だ!

澤本:妻夫木くんと屋久島で対話してもらうCMをつくったことがあって。そのときにロケに行ったんですよ。普通、偉いタレントさんは部屋に籠ったりして、僕らと一緒にごはんを食べてくれてないじゃない。でも、細野さんは大広間で一緒に食べてくれたんですよ。そのときに少しお話をさせていただいたのが最初ですね。

細野:そうだったね。いっぱい人がいたからよくわからなかったけどね。

澤本:座敷に50人ぐらい並んでるなかで普通に食べていて。

細野:そりゃそうだよ。当然じゃん(笑)。

中村:ちょっと根掘り葉掘り、いろいろと聞いてみたいんですが、初めに大変恐縮ですが、毎回ゲストの方にお願いしている20秒自己紹介というコーナーがあります。ご自身の自己紹介をラジオCMの尺20秒に合わせてやってみてくださいという無茶振り的な企画があります。よろしいでしょうか? どうぞ!

細野:細野晴臣です。今年の夏でもう70歳ですね。去年はくたばるかと思ったんですけど、またちょっと元気になってきて、今年は実はソロをつくっているので期待してください。

澤本:えっ、去年くたばるかと思ったんですか?

細野:そうなんですよ、本当に。人間って69歳ぐらいが鬼門ですよ。危ないんです。

澤本:それは「波」的にですか?

細野:そう。そこを越えれば何とかその先もいけそうなんだけど。

澤本:じゃあ今は越えた状態で。

細野:ちょっと越えつつある感じ。まだ本格的じゃないんですけどね。

中村:体調が悪くなられたんですか?

細野:そう、体調が悪かったの。みんなそうなんだ、この歳になると。血糖値が上がりすぎちゃって、ダルくなる、足がつる、そういう症状が出てね。

澤本:それまではそういうことを経験されたことはなかったんですか?

細野:なかった。20代から同じような生活をしてるからね。みんなもそうなんじゃないですか。

次ページ 「細野さんがプロのミュージシャンになった意外な理由」へ続く

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