オーディオ広告にいつ取り組むか
—広告会社や広告主に知ってもらいたいことは?
Spotifyは、音楽を積極的に楽しんでいる感度の高い人のコミュニティであるとも言えます。広告主企業は、そうしたエンゲージメントが高いユーザーに支えられたピュアな空間で、自社のブランド広告を消費者に深く理解してもらうことができます。Spotifyは精査されたプロフェッショナルな音楽コンテンツに特化することで、ブランドを守りたい広告主にとっても価値ある空間になっていると思っています。
我々の役割は、こうしたSpotifyの持つ特別な意義や広告価値を広告主である企業に広く認知して頂きながら、日本市場でもこの広告ビジネスを健全に発展させていくことです。
またグローバルな広告の世界では、デジタル広告における「オーディオ広告」の価値が急激に高まっています。
なぜ注目を集めているのかと言えば、オーディオ広告は他のデジタル広告とは異なり、視覚をもとにした消費活動と時間を食い合わず、排他的ではないためです。通常のデジタル広告は視覚的要素が必ず含まれているため、常に広告は目の可処分時間を巡っての争いとなり、目を使っているユーザーに向けてきちんとメッセージを届けることができません。
一方で音楽は、通勤中の電車でも、仕事をしているデスクでも、またはゲームや読書をしているときでも聞くことができます。つまり、オーディオ広告のすばらしさは、生活のあらゆるシーンに溶け込むこむことができ、他のデジタルサービスとも共存できるということです。
既に米国ではAmazon EchoやGoogle Homeなどの音声アシスタントデバイスへも関心が集まっています。画面がなく、音声だけで成り立つユーザーインターフェースが広がることで、その音声を流すスピーカーから流れるオーディオ広告にますます注目が集まっているというわけです。
つまりデジタル広告におけるエンゲージメントという意味でも、また次のイノベーションへの備えという意味でも、広告主にとってオーディオ広告の活用とは「取り組むか、取り組まないか」ではなく、「いつ、どの程度取り組むべきか」という課題だと考えています。
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「Spotify for Brands」
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