今回のポイント
最初は家電量販店で製品販売をしていた
インフルエンサー施策の限界からアンバサダープログラムへ
ユーザーはクチコミを頼りにしている
ユーザーにブランドを日常の一部として体験してもらいたい
成功要因は潜在ニーズの堀り起こし
「Enjoyment」という企業姿勢に立ち返った訴求
今回のまとめ
BenQさんの今に至るマーケティング戦略は、まさに「物語」だと思いました。試行錯誤の結果、企業の「今」があるのだと実感しました。日本での新規参入の障壁や営業所のネットワーク問題などを解決するために、次第にネット販売の比重を高めていった過程は、多くの人の参考になるのではないでしょうか。
ユーザー目線の重視も印象的でした。顧客視点を大切にしているからこそ、クチコミを重視して、多くのファンに受け入れられているのだと思いました。
※インタビュー・記事:藤崎実
※写真撮影:四家正紀
これからの企業発展には顧客との関係を深めることが必要です。『顧客視点の企業戦略 -アンバサダープログラム的思考-』は、企業とファンが一緒になって課題を解決したり、マーケティング活動を行ったりする方法論や事例について解説した書籍です。今までのマス・マーケティングに加えて無理なく実行できる点にも特徴があります。この機会に是非ともお買い求めください。
はじめに:「新たなる現実」を受け入れて、次へ向かう指標としての顧客視点/第1章:顧客視点がないと「マーケティング」ではない/第2章:マーケティングを顧客視点で組み替える/第3章:企業の目的は「顧客を創造する顧客」の創造である/第4章:顧客と一緒にマーケティングする/実践レポート:アンバサダーの体験設計(上田怜史)/第5章:アンバサダーが企業にもたらす変化/第6章:顧客視点経営がビジネスを変える