Spotifyの広告商品の価値は?
—Spotifyのオーディオ広告には、どのようなメリットがあるのでしょうか。
私たちは、「音楽には力がある」と考えています。人は怒っているときに音楽を聴いて気持ちを落ち着かせたり、通勤通学中にアップテンポの曲を聴いてモチベーションを高めたり、音楽は感情に影響を及ぼす存在です。
マーケターの多くはソーシャルメディアを使い自社の商品を訴求したり、メッセージを送ったりしています。ただ、ユーザーにとってのSNSは楽しい瞬間を投稿するなど、「見られたい自分」を演出する場であることが多く、必ずしも自分の心理状態を表しているわけではありません。そのようにフィルターされたデータをもとにターゲティングすると本当の気持ちとは全く異なるメッセージを送ってしまうこともある。
一方で、音楽は自分の感情に「素直な場」です。悲しいときには楽しい音楽をあまり聴かないですし、その逆もない。ユーザーの気持ちに寄り添いながら、ブランドを訴求できる場がSpotifyなのです。
また、オーディオ広告は今までのバナー広告や動画広告などコンピューターの画面を通して視覚的にコミュニケーションするメディアとは異なり、聴覚を使ってコミュニケーションすることができます。実際、人々がオーディオを聞いている時間の79%は既存の視覚を使ったメディアではリーチできないと言われています。デジタルオーディオ広告はそのような今までリーチできなかったモーメント、通勤通学中はもちろんジョギング中やドライブ中でもメッセージを伝えるようになるのです。
—どのような層にアプローチできるのか?
日本でのSpotifyは昨年末にスタートしたばかりということもあって、新しいもの好きな「アーリーアダプター層」にコミュニケーションできます。当初は比較的、ビジネスパーソン層が多かったのですが、サービスの認知拡大に伴い10代から20代も急激に増えています。ストリーミングサービスなどテクノロジーへの寛容度が高く、消費傾向が強いユーザーが集まっています。
グローバルで見るとモバイルからの利用率は約6割弱ですが、スマートフォンからのストリーミング利用が87%と他国と比較しても圧倒的に多いのが日本の特徴です。
—具体的にどのような広告メニューがあるのか?
広告主のブランディングに活用できるメニューを揃えています。最近では、BOSEがミュージシャンを起用してSpotifyに対応したスピーカーの良さを伝えたり、格安SIMを提供するmineoがデータを節約しながら音楽を楽しめることを語りかけたりした展開が注目を集めました。ここでは主要メニューを紹介したいと思います。
デジタルオーディオ
楽曲の合間に流れる「音声広告」です。音声でメッセージを伝えるとともに、同時に表示されるコンパニオンバナーから広告主のWebサイトへ誘引したりすることも可能です。長さは15、20、30秒をご用意しています。
ビデオテイクオーバー
楽曲の合間に動画広告をフルスクリーンで表示するデスクトップの広告商品です。デスクトップでSpotifyのアプリを操作している間に広告が配信されますので,映像と音声を使って確実にメッセージを届けることができます。
スポンサードセッション
動画広告を視聴すると、ユーザーに広告視聴後「30分間広告なし」のインセンティブを提供するスマートフォン向けの広告商品です。広告主がフリーユーザーに対して、30分間音楽だけを聴き続けられる体験をスポンサーするユニークな動画広告商品です。
オーバーレイ
Spotifyユーザーの多くは音楽をバックグランドで再生しながらメールやインターネットなどを同時に使っていることも多いです。「オーバーレイ」広告はそのようなユーザーが、Spotifyアプリを操作するために戻ってきた際に、バナーをフルスクリーンで表示するディスプレイ広告です。デスクトップユーザーやスマートフォンユーザーに確実にメッセージを届けることができます。
このほかにも、デスクトップを利用するSpotifyユーザーが必ず訪れるトップページの上部を1日ジャックする「ホームページテイクオーバー」や「リーダーボード」など、さまざまな広告をご用意しています。広告の詳細は、こちらをご覧ください。
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