「Spotify」を広告主はどう使うべきか?ビューアビリティ、アドフラウドといった広告業界の課題を解決

NetflixがSpotifyに出稿

—Spotifyの広告メニューの最大の強みは?

昨今、広告業界で懸念されている問題を、Spotifyは全てクリアしていると考えています。まずは「ビューアビリティ」。実際にはスクリーンの上に表示されていなかったり、きちんと広告が見られていないにもかかわらず、インプレッションが発生していることが問題視されています。

Spotifyの広告は、ユーザーがSpotifyを使用しているタイミングで広告を配信し、ファーストビューに1社の広告のみを表示することで、高いビューワビリティとシェアオブボイスを提供します。また、音楽を聴いているユーザーに対してデフォルトで音声オンの動画広告を提供できるうえ、完全視聴のみをインプレッションとしてカウントしています。つまりブランド広告主にとってより重要な指標である「広告がきちんと見られている、聴かれている」ことを保証しています。

また、「アドフラウド(広告詐欺)」対策もしています。サービスを利用するためには、ログインが必要となり、ボットからのアクセスはありません。さらにプロによるクオリティの高いコンテンツだけが配信されており、広告主のブランドを毀損する心配は少ないのです。

—成果を出した事例について教えてください。

Netflixがヒップホップの誕生の歴史を題材としたオリジナルドラマ「ゲットダウン」のプロモーションの際に、Spotifyの音楽ファンに向けてデジタルオーディオ広告をはじめとするSpotifyの広告をご利用いただきました。

実施後の調査では、Spotifyの広告への認知率は83%と、同じ業界の一般的なディスプレイ広告の平均(59%)よりも高くなりました。広告に接触した人はほぼ覚えているという結果で、興味関心や視聴意向も平均よりもはるかに高い結果が出ています。これは高いビューワビリティと高い視聴の質によるものだと言えます。

—クリエイティブの制作は?

基本的には、制作してもらった素材を入稿していただく形式になります。オーディオ広告に初めて取り組む企業とは、こちらから制作に関するアドバイスをするなど、一緒に制作を行うケースもあります。テレビやラジオなどのマス広告の知見と、デジタル広告の知見、両方のノウハウを持ち寄りながら、新しい形のブランドコミュニケーションが生まれていけばと考えています。

—最後に

Spotifyを通じてユーザーは合法的に音楽を楽しむことができ、アーティストやレーベルも収益を得ることができます。しかも広告主も質の高いブランドメッセージを伝えることができる。我々は、日本にフリーミアムなビジネスモデルを根付かせていきたいと思っています。

左からスポティファイジャパン 代表取締役社長 玉木一郎氏、ビジネスマーケティングマネージャー 小林哲男氏。


お問い合わせ
「Spotify for Brands」

https://spotifyforbrands.com/jp/

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