ブリーフィング
24カ国の代表が会場に集められ、ヤングカンヌの審査委員長から今回の課題とクライテリアについて説明されます。
「“Silent Emergency”の認知を高め、英国赤十字への寄付を集めよ」がお題でした。
“Silent Emergency(静かな緊急事態)”とは、非常に深刻な事態ではあるが、ニュースではほとんど扱われない様々な問題の総称です。英国赤十字の活動の9割が、この“Silent Emergency”とのことです。
またブリーフには、“Silent Emergency”の代表例として、“Lake Chad(チャド湖) Crisis”についての紹介がありました。これは食料難、紛争、難民など多くの問題が発生している、アフリカの複数の国にまたがる大きな湖周辺での深刻な事態のこと。
正直、ふわっとしたブリーフでした。これまで見てきた過去の本戦/国内予選のブリーフに比べると、課題の背景(なぜ“Silent Emergency”になっているのか)や、KEY MESSAGE(どういう内容を知らせることでパーセプションチェンジ/ビヘイビアチェンジを目指すのか)などが記されていないため、それらを自分たちで規定していく必要があると感じました。