商品パッケージが登場しても、コンテンツとして楽しめる動画
消費者が日常的に接触する情報量が増え続けるデジタル時代。WebやSNS、スマートフォンを中心とするモバイル空間におけるコミュニケーションでは、“宣伝色”をできる限り低減し、消費者にとって役に立つ、あるいは楽しめるコンテンツという形で情報・メッセージを発信することが有効とされている。
ところが、今回制作した4種のGIF動画には、いずれも「商品写真」が写り込んでいる。大野氏は、「商品パッケージを登場させながら、宣伝色を低減するのは、従来の方法では難しいことでした。しかしGIF動画ならば、表現技法を工夫することで、それがある程度可能であることがわかってきました。具体的には、今回キュレルの動画でも用いた3つの手法は、商品パッケージを伴った動画を制作するのに最適と言えます」と大野氏。
商品やブランドの課題に合った表現を見極め、それを形にできる作家を選定する目利き力が、 GIFMAGAZINEの強みだ。吉田氏は、「ブランドの課題を踏まえて企画をつくり込んでいただき、商品に対して固定観念を持っていた私たちには思いつかない、幅の広い提案をいただけたと思っています。特にシャワーのGIF動画(シネマグラフ)は、ユーザーが感じる“あるある”を上手く表現していただきました」と手応えをのぞかせる。
スマートフォン世代に、面白い・楽しいコンテンツを通じて商品・ブランドのファンになってもらう施策は、今後ますます重要になっていくだろう。
宣伝色を抑えるために、商品・ブランドと距離のある内容・表現を選ぶのではなく、商品・パッケージを出した上でコンテンツとして受け入れてもらえる、ターゲットに見てもらえる表現が、GIF動画ならば可能だと大野氏は力を込める。
「『商品が伝えたいことは何か』と『ユーザーにとって心地良いのはどんなものか』の2つに立ち返り、両者を接続する発想が不可欠です」
広告としての機能と、コンテンツとしての質、どちらも“諦めない”のがGIFという映像体験の強みと言える。
今後、キュレルのマーケティング・コミュニケーション活動にGIF動画をどのように活用していきたいと考えているのか。
吉田氏は「キュレルの商品ラインアップは全身のケアに及びます。GIF動画は短尺の中で多くの情報が伝達できるので、特性が伝えづらい商品の訴求にも大いに活用できるのではと考えています」と話した。
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