はじめまして。電通2年目プランナーの青木と、博報堂2年目ADの水本です。ヤングカンヌのフィルム部門日本代表としてカンヌに行って来ました。異なる広告会社のコンビということで、不思議に思われることが多かったのですが、筑波大学の先輩後輩ということでチームを組みました。
先に結果をお伝えすると、残念ながら入賞できなかったのですが、こうして記事を書かせていただけることになったので、少しでも読んでくださる人のお役にたてるように、今回学んだことを書いていきたいと思います。
(※この記事は帰りの飛行機の中で書いているため、帰国したら考えが変わっている点もあるかもしれません。お許しください。)
ヤングカンヌって?
ヤングライオンズは、30歳以下の若手クリエイターが2人1組となって参加するコンペティションです。プリント、サイバー、PR、メディア、デザイン、フィルムの6つの部門があります。私たちはフィルム部門で、61カ国の代表と戦ってきました。
フィルム部門の流れを簡単にご説明します。英語でお題を出され、48時間という制限時間の中で、企画、撮影、編集をし、60秒のCMを仕上げます。ブースは見張られており、与えられた機材のみ使用できます。(今年はGalaxy S8でした)
個人のパソコンや、データの持ち込みもできず、2人同時に作業ができないため、本当に時間との勝負でした。
国内での対策
カンヌに向かう前、私たちは、過去の受賞作を片っ端から集め、どういうものが入賞しているのかを調べました。また日本代表になった先輩方に、一人ずつお話をうかがいました。そこでまとめた、考える上でのチェックポイントが下の6つです。
- ・自分ごと化できているか
- ・狭い話題になっていないか
- ・オリエン全体を包んでいるか
- ・すべての国がわかる話題か
- ・ハッとするか
- ・実現可能であるか(撮影まであるため)
本戦では、この6つのポイントを意識して臨みました。