デジタルシフト相談室「広告主の皆さんのお悩みに答えます」編

Q:デジタル広告では「面白い」企画であることがもてはやされますが、売れないと意味がないのでは?と内心では思っています。だからといって、どうすればいいかはよくわかっていないのですが・・・。

 

小霜:「面白い」と「売る」を同列に置いているのがもうおかしいです。「売る」が目的で「面白い」はそのための手段ですよね。「面白い」で売れないのなら、他の手段を選べばいいのです。そもそもWebで商品を売るために「面白い」は必須要素ではありません。

で「面白い」動画は見られるかもしれないが、「買われる」ことには影響がない、買われるためにはそのための構造を作らないといけない・・・というお話ですね。

では、最後の2つの質問にまいりましょう。

Q:そもそも自社のWebマーケティングの全体像をつかめていないことが課題です。一体どこから手をつければいいのか、わからないでいます。

 

小霜:Web広告であれマス広告であれ、僕は売り場から逆算してコミュニケーション設計すべきと思っています。売り場が店頭なら、Web広告の役割は認知率向上、商品理解度向上といったものになるでしょう。売り場がWebなら、ランディングページへ誘導するためのクリック率、あるいはCostPerAcquisition(新規顧客獲得費用)といったものでしょうか。基本的に前者は動画が、後者は静止画バナーが適していると思います。

Q:10年目のマーケターです。広告/広報/店舗デザイン/WEBマーケ/SNS運用など色々やってきましたが、カスタマージャーニーを設計しながらUXを高めてコンバージョンしながら各KPIを定めかつ達成する・・・その複雑性にもう倒れてしまいそうです。どうしたらいいですか。


小霜:メンタルがやられる前に、取りあえず僕にメールください。

以上、初回は広告主の皆さんからのお悩みへ回答いたしました。
ぜひ、お仕事のヒントとしていただければ幸いです。

このコラム連載では、続けて、デジタル広告に携わるエージェンシーの皆さん、クリエイターの皆さんからの質問・疑問に答えていきたいと思います。質問はこちらのフォームで受け付けております。今ならかなりの高確率で採用されますので、どしどしお寄せください!お待ちしております。

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小霜和也(小霜オフィス/no problem LLC. 代表)
小霜和也(小霜オフィス/no problem LLC. 代表)

Creative Director/ Copywriter/ Creative Consultant
1962年兵庫県西宮市生まれ。1986 年東京大学法学部卒業。
同年博報堂入社、コピーライター配属。1998 年退社。
2017年現在、株式会社小霜オフィス no problem LLC. 代表。7月に最新著書『急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。』(宣伝会議刊)を発売。他、著書に『ここらで広告コピーの本当の話をします。』(宣伝会議刊)

小霜和也(小霜オフィス/no problem LLC. 代表)

Creative Director/ Copywriter/ Creative Consultant
1962年兵庫県西宮市生まれ。1986 年東京大学法学部卒業。
同年博報堂入社、コピーライター配属。1998 年退社。
2017年現在、株式会社小霜オフィス no problem LLC. 代表。7月に最新著書『急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。』(宣伝会議刊)を発売。他、著書に『ここらで広告コピーの本当の話をします。』(宣伝会議刊)

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