WPPグループの広告会社・米グレイ社は今年創業100周年を迎えるにあたり、同社グループを代表する優秀な人材「ライジング・スター」を世界中から5人選出した。その1人に、東京オフィスのシニア・アカウント・ディレクター、足立早弥香氏が選ばれた。
足立氏は長らくP&Gビューティケアブランドを担当し、デジタル施策から店頭までを含む多くのキャンペーンを成功に導いてきた。足立氏は、アカウント(営業職)である自身が選ばれたことに大きな意味があるとコメントした。
「カンヌライオンズなど大きな広告賞での受賞実績ではなく、アカウントという立場が評価されたことで、自社の若手にとってのモチベーション向上に良い影響が与えられたら嬉しいです。今後は、ボーダーレスな時代に、ボーダーレスな役割をこなして、時代の流れに合った柔軟性を持ち、仕事に取り組んでいきたいと思います」(足立氏)
「ライジング・スター」の選定は次の100年に向けた取り組みとして実施したもの。「アジア太平洋・中近東・アフリカ」「ヨーロッパ」「中国・香港・台湾」「中南米」「北米」の各地域から1人ずつ選んだ。足立氏は、アジアからアフリカまでの最も広いエリアから選ばれた。
米グレイ社は1917年、当時18歳のローレンス・ヴァレンスタイン氏がダイレクトメールの会社を立ち上げたのが始まり。1955 年には米ブロックドラッグ(現 GSK)、翌年にはP&Gのアカウントを獲得。グローバルネットワークを持つ広告会社に成長した。