急成長する美容特化型 動画メディア「MimiTV」、化粧品メーカーがこぞって広告出稿する背景とは?

YouTubeチャンネルがメディアとしての強み

山下 主暉 (やました・かずき)氏
株式会社MimiTV代表取締役社長
株式会社Candle取締役

1992年神奈川県生まれ。上智大学理工学部卒業。初期のTrippieceやLancersなどでインターンを経験。卒業後、製造業webメディアを運営するCluez(現アペルザ)の創業期に4人目のメンバーとして参画し、ビジネスの立ち上げを経験。2015年10月に第一人目の社員としてCandleに入社。MimiTVを運営する動画事業部の統括を務め取締役就任。その後、MimiTVの分社化に伴いMimiTV代表取締役社長に就任。

—立ち上げから2年間で、動画メディアの変化を感じますか?

スタート当初は、YouTuberが美容動画を配信するスタイルが流行っていました。

その後はFacebookやInstagramなどのプラットフォーマーが動画に力を入れるようになり、スマホで使えるデータ量も増加していく中で、動画を視聴するユーザーが劇的に増加していきました。その流れに乗り、当社も動画を配信するプラットフォームを増やしていったのです。

また「MimiTV」の特徴は、YouTubeの視聴者数が多い点だと思います。SNSで配信している分散型メディアの中でも、YouTube上に公式チャンネルを保有しているところは意外と少ないのです。

YouTubeでユーザーに接触するためには、主体的に「MimiTV」を見たいと思ってもらうことが必要なため、本当に価値のある動画を提供し続けていくことが重要です。

—YouTubeにもチャンネルがあることがMimiTVの強みなのですね?

「MimiTV」YouTubeチャンネル。YouTubeからスタートしたことが、「MimiTV」の強みの一つになっている。

そうです。YouTube上で「MimiTV」の動画が高評価されているため、商品ブランド名で検索をすると、動画がしっかり見つかることが強みだと思います。

ユーザーがブランド名で探しても、企業側の意図しているコンテンツが表示されなかったり、勝手に流されてしまっている動画が出たりすることに悩む企業が多いのですが、当社ときちんとした動画をつくっておくことで、YouTube上での商品認知とブランドイメージが改善されたと聞きます。

また、「MimiTV」のユーザーさんは、美容に関してアクティブなため、40%近くのユーザーがコスメに月5千円以上使うという統計がでています。YouTubeでは、今までに紹介された製品をユーザーの85%が購入したことがあると回答し、さらに97%が調べたことがある、と回答しています。僕らからすれば、情報を知りたくてきているのだから、当然の数値のようにも思えるのですが、他のメディアと比較すると高いようです。

—最後に、今後の展望をお聞かせください。

メイクは人を幸せにするものである反面、そこに不安を抱えていたり、どうしたらいいかわからないといった悩みによって、ネガティブになってしまったり、1日の最初にその人の気分を決めてしまうものだと思います。そこで、新しい情報を伝えるだけではなく、ユーザーがよりポジティブになれ自信を持ってもらえるようなコンテンツをつくっていきたいなと思っています。



お問い合わせ
株式会社MimiTV

http://mimitv.co.jp/
email:info@mimitv.co.jp

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