デジタルシフト相談室「クリエイターの皆さんのお悩みに答えます」編

Q:デジタルの部署に入ると基本的に全てロジカルに考えさせられ、デジタルのクリエイティブについても、全てロジカルに説明を求められるのですが、それでは感情が動くようなものを作り、世に出せそうな気がしません。クリエイティブの細部にわたるまでロジカルに説明することは可能なのでしょうか? 

 

小霜:クリエイティブは行ったり来たりです。俯瞰で見てみたり、近視眼的に見てみたり、賢しげに考えてみたり、馬鹿になって考えてみたり、発注主の立場になって考えてみたり、発注主に逆らって考えてみたり、いろんな方向の往復運動をやる中で最適なポイントを見定めるんです。マス広告だって、パッと見で気持ちが動くかどうか?といった直感的な部分、生理的な部分は非常に重要ですが、なぜそうなのかをロジカルに説明できなければいけません。これはWeb広告も変わりがないものと思っています。

ありがとうございました。次回はこのコラムの最終回。広告主とクリエイティブの皆さん、小霜さんとで行われた座談会をお届けします。ぜひ、次回もご期待ください。

pisanu prasoetphol / 123RF 写真素材
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小霜和也(小霜オフィス/no problem LLC. 代表)
小霜和也(小霜オフィス/no problem LLC. 代表)

Creative Director/ Copywriter/ Creative Consultant
1962年兵庫県西宮市生まれ。1986 年東京大学法学部卒業。
同年博報堂入社、コピーライター配属。1998 年退社。
2017年現在、株式会社小霜オフィス no problem LLC. 代表。7月に最新著書『急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。』(宣伝会議刊)を発売。他、著書に『ここらで広告コピーの本当の話をします。』(宣伝会議刊)

小霜和也(小霜オフィス/no problem LLC. 代表)

Creative Director/ Copywriter/ Creative Consultant
1962年兵庫県西宮市生まれ。1986 年東京大学法学部卒業。
同年博報堂入社、コピーライター配属。1998 年退社。
2017年現在、株式会社小霜オフィス no problem LLC. 代表。7月に最新著書『急いでデジタルクリエイティブの本当の話をします。』(宣伝会議刊)を発売。他、著書に『ここらで広告コピーの本当の話をします。』(宣伝会議刊)

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